「昔はよく本を読めていたのに、読書ができなくなった」と感じる方も多いでしょう。

中学生・高校生くらいは図書館や本屋に頻繁に行っていたのに。
大人って怖い!
結論、ライフスタイルに合わせて対処していけば、大人になってからも無理なく読書をする習慣を復活させることは可能です。
そこで今回は、読書ができなくなった場合の対処法7選を紹介します。
読書ができなくなった理由についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
読書ができなくなった場合の対処法7選

読書ができなくなった場合の対処法は、以下の7つです。
- スキマ時間に取り組む
- 一気にたくさんのページ数を読まない
- SNSやアプリで記録を付ける
- 流行りに捉われず好きな本を読む
- 静かな環境をつくる
- 媒体を変更してみる
- あえて積読を増やす
取り組みやすいと感じる対処法から試してみましょう。
対処法①スキマ時間に取り組む
読書ができなくなった場合の対処法1つ目は、「スキマ時間に取り組む」です。
「あの頃は長時間の読書も平気だったし!」と、最初から1日1時間などと意気込むと、3日で挫折するのが関の山。
通勤時に5分、昼休みに5分、寝る前に10分など毎日のルーティンに少しずつ組み込んでいくのがおすすめです。
本の内容が面白くなっていけば、おのずと読む時間も増えていきます。
かくいう私も、今やドストエフスキー上下巻で1,500ページなどに抵抗感はありませんが、最初は200ページ以内の本ばかりでした。
だんだん読書の感覚を取り戻せるので、なるべく初めはハードルを下げておくのがおすすめです。
対処法②一気にたくさんのページ数を読まない

読書ができなくなった場合の対処法2つ目は、「一気にたくさんのページ数を読まない」です。
時間同様に、最初から大量に読もうとすると続きません。
このブログでも何回か書いていますが、やる気が起きないときは1日1ページでOKです。
無理して読むからストレスとなり、継続できないといえます。
私も毎日本を読みますが、1日5ページしか進まないときもあれば、面白くて100ページ以上読んでしまうことも。
1日5ページでも1週間で35ページ、そのままのペースであれば1ヶ月で約140ページです。1ヶ月弱で200ページくらいの本は読めます。
対処法③SNSやアプリで記録を付ける
読書ができなくなった場合の対処法3つ目は、「SNSやアプリで記録を付ける」です。
可視化できると、頑張りや進捗を把握しやいので、モチベーション維持につながります。
また、SNSでは他の人が読んでいる本から読みたい本が増えるケースもあるため、貴重な情報源になること間違いなし。
例えば、文学を読んでいると有名どころに集中しがちで、文学史やバックグラウンドの知識がない人にとって新しい読みたい本を見つけるのは難しい場合も。
SNSを見ていると「こんな本があったか!」「この作家読んだことない」などの新しい発見があり、刺激をもらえます。
対処法④流行りに捉われず好きな本を読む
読書ができなくなった場合の対処法4つ目は、「流行りに捉われず好きな本を読む」です。
本屋さんの売れ行きや周囲が読んでいる本を追おうとすると、途中で「なんで読んでるんだっけ?」となって嫌になることも。
図鑑だろうが、文学だろうが、興味ある本・心惹かれる本を読めれば、継続して読書ができます。

周囲に文学を読んでる人は2人くらいしかいないけど、
好きなものは好きなの。
厚さや他のジャンルと比較しながら決められるので、最初は本屋で物色してみるのがおすすめ。
対処法⑤静かな環境をつくる
読書ができなくなった場合の対処法5つ目は、「静かな環境をつくる」です。
騒がしく集中できない環境では、なかなか読書を始めるのは難しいもの。
お風呂・寝る前・通勤通学時など、自分が集中できるスキマ時間を見つけて本を読みましょう。
音楽を聴くならクラシックなどの歌詞のない曲や、テレビや動画などは流さずに読むのがおすすめです。
文章から頭の中に映像を組み立てる過程で、別の言葉が頭に響いてくると上手く映像化できない場合があります。
没入感を楽しむためにも、自分なりの静かな時間をつくってみてください。
対処法⑥媒体を変更してみる

読書ができなくなった場合の対処法6つ目は、「媒体を変更してみる」です。
「昔は紙で読んでいたけど、本を携帯するのもめんどくさい」という場合には、スマホやタブレットで読むのも方法の1つ。
移動時の荷物を軽くできるのはもちろん、手軽に本を読めるのが魅力です。
また、仕事やテレビ・動画以外で活字に触れていないという方は、いきなり難しい本から挑戦するのではなくエッセイから読むのも良いでしょう。
対処法⑦あえて積読を増やす
読書ができなくなった場合の対処法7つ目は、「あえて積読を増やす」です。
自らプレッシャーをかけて読書に向かわせるという方法ですが、本を読むサイクルをある程度確立させてから積読を増やすのがおすすめ。
私は本棚の一区画を積読エリアにして、モチベーションが下がったときに「次に何読もうか」とニヤニヤできるようにしています。

ずっと積読コーナーにある本もありますが(笑)、人間どのようなタイミングでどのような本を必要とするか分からないもの。
1冊読了したら、また増やせるのも楽しみです。
▼読書に関する他の記事は、こちら。
読書ができなくなった理由

読書ができなくなった理由は、以下の通りです。
- 仕事などで忙しくて時間が取れない
- ゲームなど他に楽しみ・趣味がある
- まとめサイトや動画で本の内容を知れる
- すぐ映像化する(映像化された作品のほうを見る)
- 1冊読むのに時間がかかる
娯楽が増えたり、動画などで読まなくても内容を知れたりする中で、読書に時間を割くのが難しい人も多いでしょう。
オンライン書店「honto」のアンケート調査によると、20〜40代の男女で月1冊未満と回答している比率は以下の通りです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 44% | 49% |
30代 | 44% | 34% |
40代 | 38% | 44% |
オンライン書店を利用している層でも半数程度の割合で、月1冊読まないのが現状です。ただし、本の厚さや難易度によってもスピードは異なるため、冊数が多かろう・良かろうではありません。
忙しい現代人が読書をする習慣を身につけるためには、意識してスキマ時間を活用することが大切になるでしょう。
まとめ

読書ができなくなった場合の対処法は、「スキマ時間に取り組む」「一気にたくさんのページ数を読まない」「SNSやアプリで記録を付ける」などの7つです。
継続することが重要なので初めから意気込みすぎずに、ハードルを低く設定しておくことがポイント。
また、読書ができなくなった理由は「時間が取れない」「まとめサイトや動画で本の内容を知れる」などが考えられます。
改めて読書習慣を身につけたいと考える場合や、読書を再開させたい場合に、今回の記事を参考にしてみてください。
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