文庫本の処分を考えて、「買取に出す?、それともゴミに出す?」と迷っている方も多いでしょう。
査定を待ちながら古本を物色するのも醍醐味。
結論、文庫本を処分する各方法を比較・検討しながら、目的に合った方法を選ぶ必要があります。
各方法のメリット・デメリットを把握せずに文庫本を処分すると、「違う方法にすればよかった」と後悔する可能性もあるので注意が必要です。
そこで今回は、文庫本を処分するおすすめの方法について紹介します。
実際に買取に出した結果や文庫本の処分でよくある質問なども解説するので、参考にしてください。
文庫本を処分するおすすめの方法
文庫本を処分するおすすめの方法は、以下の通りです。
それぞれのメリット・デメリットについても紹介するので、お悩みの方は参考にしてください。
方法①専門業者へ買取に出す
ブックオフなどの古本買取の専門業者を使って、処分したい文庫本を買取に出す方法があります。
買取に出すメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・現金化できる ・本以外の買取に対応している場合もある ・出張や宅配などの種類から選べる | ・店舗に持って行くのは手間になる ・状態によっては売れない |
買取は処分したい文庫本を現金化できるのはもちろん、本以外の雑貨・ブランド品・洋服などのアイテムも一緒に買い取ってもらえる可能性があります。
「本以外のアイテムも含めて断捨離したい」と考える方にもピッタリ!
店頭買取だけではなく、出張買取や宅配買取を実施している業者も多く、店舗に足を運ぶ必要もありません。
ただし、文庫本の傷み具合によっては買取してもらえないため、お金にできないケースもあります。
【関連記事】Amazonの中古本の状態を判断するポイントは?実際の通販写真からコンディションを解説
方法②フリマアプリやネットオークションで売る
フリマアプリやネットオークションなど、個人出品形式で処分したい文庫本を売るのも方法の1つです。
個人出品形式のメリット・デメリットは、以下の通りとなります。
メリット | デメリット |
---|---|
・現金化できる ・自分で設定した価格で売れる ・状態が悪くても売れる可能性がある | ・発送作業が手間になる ・競合が多いと買い手がつきずらい |
専門業者へ買取に出すのと同様に処分したい文庫を現金化でき、かつ基本的に自分で設定した価格で売れるのがメリットです。
また、専門業者が買い取らないようなボロボロの状態であっても、希少性があったり価格を低くしたりすると売れる場合もあります。
ただし、自身で発送する必要があり、購入者とのあいだでトラブルが発生するケースもあるので注意しましょう。
方法③ゴミに出す
現金化にも興味がなく、とにかく文庫本を処分したい場合には、自治体のルールに従って資源ごみに出しましょう。
ゴミに出すメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・店舗に持って行くなど手間がない ・本の状態を気にせずに処分できる ・見られたくない本も手軽に処分できる | ・お金にならない ・自分のタイミングでは処分できない |
資源ごみに出す場合には、店舗に持って行ったり、宅配の梱包をしたりせずに済むのがメリットで、本の状態に関係なく処分できます。
査定などで他人に確認される心配がないため、見られたくない本を手軽に処分できるのも嬉しいポイントです。
回収コンテナ・BOXに持参しない限りはゴミ出しの日が決まっており、自分のタイミングでは処分できないので計画的に行いましょう。
方法④寄付する
社会貢献したいと考える場合には、処分したいと考える文庫本を寄付するのもおすすめです。
寄付には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・社会貢献できる ・寄付先が多い ・送料が無料な場合もある | ・お金にならない ・使用感が強いと寄付できない可能性がある |
寄付することで不要な文庫本が必要とする人のところへ渡ったり、買取された金額が社会貢献に使われたりするのが特徴です。
また、文庫本の寄付先には以下のようにさまざまな種類があり、目的に合わせて選べます。
ただし、すべての文庫本が売れる訳ではなく、「使用感の強い」「シミがある」などの状態は対象外としているケースもあるので、事前に確認しましょう。
方法⑤不用品回収業者に依頼する
量が多く移動ができない場合や買取に出すのは面倒だと感じる場合には、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
不用品回収業者に依頼するメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・業者のスタッフが梱包・移動してくれる ・本以外の不用品も処分できる | ・費用が発生する |
なんと言っても自分で梱包や移動をする必要がなく、手間がないのが最大のメリットだといえます。
本以外の不用品をまとめて引き受けてくれるケースが多いので、サイズの大きな家具なども一緒に処分したい方におすすめです。
しかし、処分には費用が発生するため、事前に見積もりなどでトータル費用を確認してください。
絶版本など貴重な本を捨てるのは勿体ない!出張買取などを利用しましょう。
【関連記事】絶版とは?なぜ取りやめになる?探し方や著作権がどうなるかなども徹底解説
文庫本をブックオフで処分してきた
本棚が限界になりそうだったので、文庫本・マンガ・DVDなどをブックオフで処分してきました。
アプリの買取アップクーポンを使用して合計100点を13,959円で売ることができ、うち文庫本は8点で180円(約22円/点)。
状態がよくないアイテムも持参しており、値段がつかなかった本はすべて店舗側に引き取ってもらいました。
いつものことながら本を搬入する際に使用した紙袋や段ボールは店舗側で処分してもらえるため、身軽に帰宅できたのもポイントです。
予約なしで来店したことから、査定の待ち時間は20分程度。
本やゲームを見ながら待てるので、待ち時間も気になりません。
減点されていたアイテムもあり、やはり本を高く売るコツを押さえておくことが重要だと感じました。
文庫本を高く売るコツは、次の章で解説します。
文庫本を高く売るコツ
文庫本を高く売るコツは、以下の通りです。
シミ・擦れ・日焼け・キズなどがあると買取金額を減額されてしまうため、日ごろかきれいな状態で保存し、売る際にはシールなどを剥がした状態にしましょう。
「また、シリーズものであれば揃えた状態で売るのがおすすめ。
文庫本が原作の作品が映像化するタイミングは需要が増えることから、高く売れる可能性があります。
買取アップキャンペーンやアプリのクーポンなどを上手に利用すると、買取金額が高額になる場合もあるので、サービスを利用する前に確認することが重要です。
ニッチな本は個人出品形式で売ったほうが高く売れる場合もあり、本の価値に合わせて媒体を見極めてください。
【関連記事】文庫本の平均価格はどれくらい?高額になってる?値段の推移や原因を解説!
文庫本の処分でよくある質問
文庫本の処分でよくある質問として、以下を紹介します。
疑問や不安を解消してから、文庫本を処分しましょう。
文庫本の大量処分はどうする?
文庫本を大量処分する場合には、以下の方法がおすすめです。
大量の文庫本は自力で運ぶのが難しいため、業者が訪問してくれるスタイルで処分すると手間がありません。
ただし、「1,000冊以上」など処分する量の条件が設定されているケースもあり、自身が当てはまるか確認する必要があります。
さらに、買取の場合には文庫本の状態によっては売れない場合も!
業者を手配する手間を無駄にしないためにも、所有している本の状態をいまいちどチェックしましょう。
店舗買取や資源ごみに出すことももちろん可能ですが、何千冊の書籍を持ち込んだり、ヒモでしばったりする労力が発生するため、避けるのが無難です。
ボロボロの本は売れる?
専門業者に買い取って欲しい場合には、基本的にボロボロの本は売れません。
例えば「ネットオフ」の買取基準は、以下の通りです。
お売りいただけない商品の状態(品質)について
引用元:ネットオフ|お売りいただけない商品
・表紙カバーが欠品している商品(あらかじめカバーがない商品を除く)
・個人情報の記載があるもの
・ひどい日焼け
・背表紙が変色しているもの(軽度ならOK)
・水濡れしふやけているもの
・書き込み
・線引き
・ラインマーカーがしてあるもの
・サイン本本体
・カバー・背表紙等に破れがあるもの
・CD付き書籍等で、付属品がないもの
・目立つしみや汚れがあるもの表紙
・紙カバーが折れているもの(多少の折れはOK)
続いて、「もったいない本舗」の買取基準をチェックしてみましょう。
≪買取不可な商品≫
引用元:もったいない本舗|当店の古本買い取り基準はこちらです。
新聞・百科事典・コンビニマンガ本・アダルト雑誌・通販雑誌
ISBNコードのないもの・非売品・サンプル商品・同一タイトル商品
個人出版同人誌・ヤケがひどく強いもの・書込、シミがあるもの
印鑑があるもの・漫画喫茶落ち・文学全集
ひどい日焼け・変色・書き込み・シミ・カバー折れなどは買取に対応しておらず、ボロボロの状態では売れないと思ったほうが無難です。
傷んだ状態であっても希少性の高い本であれば値段がつく可能性があるため、個人出品形式や古書店を検討してみてください。
燃えるゴミで出していい?
文庫本をはじめとして本は燃えるゴミではなく、「資源ごみ」に分類されることから、自治体で指定している回収日に出しましょう。
燃えるゴミとして処分すると、回収してもらえない可能性があるので注意が必要です。
資源ごみに出された本は、最終的にリサイクルされて新たに紙に生まれ変わるため、資源を節約する観点からも自治体のルールに沿って処分してください。
見られたくない本はどう捨てる?
見られたくない本であれば、資源ごみとして処分しましょう。
回収日を間違えていたり、自治体のルールを守っていなかったりすると、回収してもらえないケースもあるので注意する必要があります。
見られたくない本が売れる状態・条件であれば、宅配買取や個人出品形式で売ることも可能です。
店頭買取など対面で取引するような処分形式は避けて、目的に合わせて処分してください。
【関連記事】中古本のメリットとデメリットを解説!どこで買う?おすすめの通販も紹介
【関連記事】古本のパラフィン紙とは?グラシン紙との違いやどこで売っているかも解説
まとめ
文庫本を処分するおすすめの方法は、以下の通りです。
- 専門業者へ買取に出す
- フリマアプリやネットオークションで売る
- ゴミに出す
- 寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
買取や寄付の場合には、一定の基準をクリアする必要があり、必ずしもすべての文庫本が売れるとは限りません。
日焼けやシミを残さず高く売るためにも、日ごろから文庫本の保管には気をつけましょう。
今回の記事を、読書ライフを楽しむ参考にしてください。
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