20〜21時以降に上映がスタートして23時付近に終了する映画館の「レイトショー」。
人が少なくて安心する…そして、映画を十分に満喫できる絶好の機会!
「レイトショーとは何のこと?」「年齢制限はあるの?」「料金は安くなるんだっけ?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで今回は、レイトショーの概要・年齢制限について具体的に解説します。
各映画館のレイトショー料金やメリット・デメリットも紹介するので、参考にしてください。
レイトショーとは?
映画館のレイトショーとは開始時間が遅めの上映回のことで、スタートが20〜21時・終了が23時前後の回を指すのが一般的です。
1980年代までは、国内にレイトショーの文化はほぼありませんでした。
1989年にアメリカ映画協会(MPAA)がレイトショー拡大を進言し、1990年代にシネコンの拡大とともに普及したものと考えられます。
また、レイトショー前後の上映回には別の呼び名が異なる場合があるため、整理しておきましょう。
レイトショーでは年齢制限を設けられているのがほとんどなので、次章で詳しく解説します。
年齢制限はある?保護者同伴ならOK?
多くの場合、終了時刻が23時を超える上映回では保護者同伴であっても18歳未満は入場できないのが一般的です。
各自治体の「青少年健全育成条例」にて、保護者同伴の有無や年齢制限などの諸条件が定められています。
つまり各都道府県によって条件が異なるため、事前に映画館や自治体の公式ホームページを確認しましょう。
109シネマズによると、以下の通りです。
各都道府県に定められた『青少年健全育成条例』に基づき、上映終了時間が午後11時(大阪府、群馬県、三重県は午後10時)を越える上映回につきまして、18歳未満の方は保護者同伴の有無にかかわらず、ご入場いただけません。満18歳の高校生はご入場いただけます。身分証明書を確認させていただく場合がございますので、必ずお持ちください。予めご了承ください。
109シネマズ「よくあるご質問Q. 18歳未満の場合レイトショーは観られますか。」
※「大阪府」では、上映終了時間が午後7時を過ぎる上映回につきまして、16歳未満の方は保護者同伴でなければ、ご入場いただけません。
※「宮城県」では、上映終了時間が23時を過ぎる上映回につきまして、保護者の方が同伴の場合には18歳未満のお客様もご入場いただけます。
なお、「青少年保護育成条例」とは、青少年の健全な育成を阻害する可能性がある行為を防止することを目的としており、青少年の深夜外出などを禁止しています。
18歳以上でも年齢を確認されるケースもあるため、身分証や学生証を携帯しておくとスムーズです。
▼映画館のマナーについてまとめた記事は、こちら。
レイトショーの料金を映画館別に紹介
映画館別のレイトショー料金は1,500円前後が相場で、詳細は以下の通りです(2024年3月時点)。
映画館の種類 | 料金(税込) | 条件 |
---|---|---|
イオンシネマ | 1,300円 | 20時以降の回 |
TOHOシネマズ | 1,500円 | 20時以降の回 |
MOVIX | 1,500円 | 20時以降の回 |
109シネマズ | 1,500円 | 20時以降の回 |
ユナイテッド・シネマ | 通常料金 | ー |
シネマサンシャイン | 1,500円 | 20時以降の回 特別興行には適用不可 |
ユナイテッド・シネマはレイトショー割引を2023年12月から廃止しており、他の映画館の動向も気になるところだといえます。
今回紹介した映画館の中ではイオンシネマが最もリーズナブルで、近隣にあるという方はぜひチェックしてみてください。
同じ映画館グループ内でも劇場によってはレイトショーを実施してなかったり、条件が異なったりする場合もあるので、利用する前には必ず料金表を確認しましょう。
▼映画館フードの料金やカロリーなどについてまとめた記事は、こちら。
参考元:イオンシネマ|イオンシネマのサービスデー
TOHOシネマズ|お得に映画を観よう
MOVIXつくば|サービス・料金案内
109CINEMAS|料金・割引サービス109シネマズ川崎
シネマサンシャイン沼津|料金案内
ユナイテッド・シネマ|一部割引サービス改定のお知らせ
レイトショーのメリット・デメリット
レイトショーについて、メリット・デメリットの両方を紹介します。
「レイトショーに行くか迷っている」という場合には、ぜひ参考にしてください。
メリット
レイトショーのメリットは、以下の通りです。
レイトショー料金の相場は1,500円であり、通常料金で鑑賞するよりも500円程度安く鑑賞できます。
メンズデーやレディースデーは週に1回しかありませんが、レイトショーは基本的に毎日開催しているため、頻度が高いのも嬉しいポイントです。
20時以降のレイトショーは終了時刻が23時を回るケースも多く、鑑賞者が少ないことから比較的ゆったりとした気持ちで映画を楽しめます。
人混みが苦手な方や静かな環境で鑑賞したい方には、レイトショーがおすすめです。
また、仕事が終わってからでも間に合う時間帯なので、休日に時間を取れない場合にも役立ちます。
デメリット
レイトショーのデメリットは、以下の通りです。
レイトショーは終了時刻が23時を過ぎる場合もあり、映画館から自宅まで距離のある方は帰宅が遅くなってしまいます。
次の日も仕事の場合や深夜の帰り道に不安を覚える方は、避けるのが無難です。
また、レイトショーの諸条件は映画館によって異なるため、近隣の映画館が必ずしも実施しているとは限りません。
レイトショーを目的とする場合には、事前に情報をチェックしましょう。
▼シネコンを含めた映画館の種類についてまとめた記事は、こちら。
まとめ
映画館のレイトショーとは、開始・終了ともに時間が遅めの上映回を意味します。
具体的には、スタートが20〜21時・終了が23時前後の上映回を指すのが一般的です。
多くの場合、終了時刻が23時を超える上映回では保護者同伴であっても18歳未満は入場できない傾向にあるため、注意が必要となります。
レイトショーの料金相場は1,500円ですが、実施の有無を含めて諸条件は映画館によって違いがあるので、事前に確認しておくことが重要です。
今回の記事を、映画ライフを楽しむ参考にしてください。
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