映像配信が主流になる中で、TSUTAYAの閉店セールが相次いでおり、「レンタル落ちの値段が知りたい」「セール当日はどうなの?」と気になる方も多いでしょう。
そう、情報戦を制す者がTSUTAYAの閉店セールを制すのです。
結論、TSUTAYAの店舗・エリア・時期によってレンタル落ちの値段は異なりますが、旧作DVDは1本あたり100〜1,000円程度で購入できます。
映画好きなら「配信されないあんな作品や、こんな作品を手元に置きたい!」と思うもの。
そこで今回は、実際にTSUTAYAの閉店セールに行ってきた体験をもとに、レンタル落ちの値段などを紹介します。
TSUTAYAの閉店ラッシュの理由についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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TSUTAYAの閉店セール行ってきたレポ
2023年10月27日(金)、TSUTAYA閉店最終セール初日、セール日和の快晴。
平日だからと高を括って開店30分後に入店したら、既にレジには30〜50人くらいの長蛇の列。店内は老若男女、映画好きやら(おそらく)転売ヤーやらでごった返していました。
映画やドラマの鑑賞は配信がメインとなりつつあるので、「まぁ、開店直後なら混まないでしょう」と謎の予測をしていた私の、ゆ だ ん !
購入するDVDは決めていたので、素早く旧作の棚を回ってレジ列へと。
幸いライバルはおらず、全て回収できたのでホッと胸を撫で下ろしたところに、以下のようなスタッフさんの声が響くのです。
- (買い物)カゴはお一人様2つまでです!
- 購入アイテムはカゴに全て入れてください!
- 段ボールの持ち込みや床に積むのは禁止です!
え…だ、段ボールを…持ち込み…どういうこと?持ち込み…?
カゴの容量は決まっているため、段ボールを持ち込んでいた方がいたらしく、スタッフさんに回収されていました。
そして、この空間にはオタク的な既視感が。
レジの行列に並び、集まった人はDVDや本にしか興味がなく、スタッフさんの声が響き渡る…そう、これはコミケで味わったあの感覚にとても似ていました。
久しぶりのイベント感、楽しかったです。
DVDを手に持ってレジに並んでいる人もいましたが、大部分の人がカゴいっぱいにDVDを入れていて、「これだけ配信が普及しているのに」と、なかなかの驚き。
夜に行った友人もそこそこDVDが買えたと報告がありましたが、人気作が欲しいのであれば「早めに行くに限る!」といったところでしょう。
▼レンタルビデオに関してまとめた記事は、こちら。
TSUTAYAの閉店セール押さえておきたい基礎知識
TSUTAYAの閉店セールに行く前に、押さえておきたい基礎知識として、以下を紹介します。
セールに行く予定のある方は、ぜひご一読ください。
レンタル落ちの値段はいくら?
旧作のレンタル落ちの値段は、1本あたり100〜1,000円程度です。
近隣のTSUTAYAの閉店スケジュールと金額は、以下の通りでした。
期間 | 金額(税込) | |
---|---|---|
第1弾 | 7日間 | 880円 |
第2弾 | 4日間 | 440円 |
第3弾 | 3日間 | 150円 |
他の体験記事をチェックすると、1本あたり1,500円からスタートして100円まで値下がりするパターンもあったため、エリアや時期によって違いがあると考えられます。
近隣の店舗で閉店セールが実施される場合は、必ず店舗に確認してください。
ここで問題になるのは、最終セールまで欲しい作品が残っているかどうかです。
私の場合は、絶対欲しい作品は先行して880円の最初のセールで購入しました。
ただし、シリーズものは予算的に全て購入できないため、最終巻を先行して買っておいて最終セールで残りの巻を入手しました。
それでもシリーズ全作品を従来の中古で買い揃えるよりも安く済んだので、満足です。
また、セールにテンションが上がってつい買ってしまうのですが、通販サイトなどので中古と比べて安く買えるか一度チェックしておくと失敗しないでしょう。
お知らせからのセール当日の流れ
そもそもTSUTAYAの閉店セールを知ったきっかけは、以下のお知らせハガキが送られてきたからです。
ハガキには閉店セールについて詳細の記載がないため、一旦16日に店舗に行って張り出されているお知らせを確認しました。
「情報を逃したくない!」という場合には、近隣のTSUTAYAには会員登録しておくのが無難です。
また、Yahooニュースなどに掲載される場合もあり、エリアのニュースをSNSなどで日頃からチェックしておくのもおすすめ。
私はハガキをもらった後に映画好きの方には報告したので、友人や趣味のネットワークから聞く場合もあるでしょう。
セールをしないアイテム・するアイテム
私が閉店セールで行った店舗は、セールするDVDは旧作のみで、新作についてはそもそも販売がありませんでした。
新作の棚からはDVDが取り出せないようにしっかりと仕切られており、残念そうに通り過ぎる方もちらほら。
新作や準新作の作品が欲しい場合には、事前に販売があるか店舗に問い合わせしておくとスムーズです。
CDやマンガも同様で、後悔したくない方はどこまでの範囲が販売されるか店舗に直接確認しましょう。
TSUTAYAの閉店ラッシュはなぜ起きている?
TSUTAYAの閉店ラッシュが起きている理由は、NetflixなどのVODの台頭により、レンタル市場が縮小しているからです。
一般社団法人日本映像ソフト協会が2023年に発表した「映像ソフト市場規模及びユーザー動向調査2022」によると、市場規模の推移は以下の通りとなります。
年 | レンタル | 有料動画 | セル |
---|---|---|---|
2007 | 3,604億円 | ー | 3,038億円 |
2012 | 2,389億円 | ー | 2,413億円 |
2017 | 1,659億円 | 1,510億円 | 2,044億円 |
2022 | 572億円 | 5,504億円 | 1,670億円 |
この15年間にレンタル市場は3,604億円から572億円へと減少しており、約6分の1にまで縮小しています。
一方で、有料動画配信サービスの市場規模は、5年間で3倍に増加しているのが現状です。
ちなみに「セル」とは、販売目的で作られるDVD・Blu-rayなどのこと。やはり有料動画配信サービスが成長したことにより、減少傾向にあるといえます。
有料動画配信サービスは、定額を支払えば配信されている作品を自宅でいつでも鑑賞可能で、レンタルを利用したり、家庭用DVDを購入したりする意味が薄れているでしょう。
また、家庭用DVDは特典やイベントの応募券などの付加価値を付けやすいものの、レンタルは直接店舗に足を運ぶ手間があるので、さらなる難しさがあります。
レンタルビデオはオワコン?どこで名作を借りたらいいんだ
前章「TSUTAYAの閉店ラッシュはなぜ起きている?」で解説した通りに、レンタルビデオの市場は縮小傾向にあり、人によってはオワコンになりつつあるでしょう。
確かに有料動画配信サービスは優秀ですが、TSUTAYAなどのレンタルビデオには、以下のような特有のメリットがありました。
有料動画配信サービスだとボタンを押してあらすじ・キャストを確認して、また戻って特報や予告編をチェックして、と作品概要を知るまでに時間がかかります。
一方で、レンタルビデオはジャケット裏面からあらすじ・キャスト・ビジュアル・分数などを容易に把握できたので、鑑賞するかどうかの判断を付けやすいのが魅力です。
店舗作成のPOPや特集によって、意図しない思わぬ作品に出会えるのもメリット。
そして何より、自分でネットで検索する手間を省いて、一度は見るべき名作を把握・レンタルできたのです。
有料動画配信サービスで名作を借りようとすると、ラインナップに入っておらず、見れても追加費用で諦めることもしばしば。
近所にTSUTAYAがあったときは本当に便利で、旧作DVDの借り放題が月1,000円程度だったので、通い詰めました(ありがとうTSUTAYA…)。
私たちは今後どこで名作を知り、鑑賞すればいいのでしょうか。
名作映画の知り方と鑑賞の仕方
まず、そもそも何が「名作」なのか知るのが難しいもの。名作映画の知り場合は、以下の方法がおすすめです。
まとめサイトのラインナップは参考程度に、専門家や専門業者がおすすめする作品から選びましょう。
私は知り合いに映画好きが何人かいるので、会うたびに「おすすめのサスペンスは?」「おすすめの名作は?」と情報収集しています。
また、近隣にレンタルビデオショップがなく、名作映画を鑑賞したい場合には以下の方法がおすすめ。
まず最初に加入している有料動画配信サービスで作品を探し、ない場合はTSUTAYA DISCASの宅配レンタルや中古DVDを利用すると鑑賞できます。
ただし、TSUTAYA DISCASの宅配レンタルの利用や中古DVDの購入には、追加費用が発生するので注意が必要です。
「とにかく名作を見たい!」と作品に希望がない場合は、NHKBSシネマやBS松竹東急を撮り溜めしておくのがおすすめです。
BSが見れれば追加費用が発生しない上に、選定された名作を鑑賞できるので選ぶ手間が省けるでしょう。
我が家の2TBのハードディスクはNHKのBSシネマでいっぱい…早く全部見なければ。
▼古い名作映画についてまとめた記事は、こちら。
レンタルビデオ店がない!おすすめの動画配信サービス
「レンタルビデオ屋が近くにない!」「自宅でも映画を満喫したい!」といった場合には、月600円(税込)で追加料金無しで映画を楽しめる「Amazonプライム」がおすすめです。
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「自宅で映画やドラマを満喫したい!」という方は、ぜひ検討してみてください。
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まとめ
TSUTAYAの閉店セールでは、レンタル落ちの旧作は1本あたり100〜1,000円程度で購入できます。
セール価格は期間によって変化していき、欲しい作品がある場合はセール初期もしくは最終セールの開店直後に行って購入するのがおすすめです。
有料動画配信サービスの台頭によってレンタル市場は縮小傾向であり、TSUTAYAの閉店ラッシュも続いています。
レンタルビデオ閉店にともない、名作を借りられる場所がないとお悩みの方は、NHKBSシネマやTSUTAYA DISCASの宅配レンタルを活用するのが最適です。
今回の記事を、映画ライフを楽しむ参考にしてください。
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