小説や映画を見ている際に、「バッドエンド好きの心理とは?」と気になる方も多いでしょう。
年中バッドエンド文学を読み続ける、ひろぺすです。
結論、バッドエンド好きの心理には「単純に暗い話が好き」など主に3つの理由が考えられます。
小説や映画を好んで見たり読んだりするのであれば、バッドエンド好きの心理も知っておきたいもの。
そこで今回は、バッドエンド好きの心理について3つの理由を解説します。
結末の種類やおすすめの本も紹介するので、参考にしてください。
バッドエンド好きの心理とは?理由を解説
バッドエンド好きの心理は、以下の通りです。
あえて不幸せな結末を選んで鑑賞する理由が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
理由①単純に暗い話が好き
バッドエンド好きの心理1つ目は、「単純に暗い話が好き」です。
「ハッピーエンドが嘘くさい」「暗い話のほうがワクワクする」と感じる方もいるでしょう。
何しろ、ある人間がどん底に落ちる作品であり、見どころは盛りだくさんな訳です。
また、あえて「暗い気持ちになりたい」と考えて、バッドエンド作品を見る場合も。
ハッピーエンドが好きな方には想像できないかもしれませんが、バッドエンド好きたるもの「よーし!今日は暗い話に浸るぞ!」という日が割とたくさんあります。
暗い気分で見るバッドエンドも、明る気分で見るバッドエンドも、堪らん。
理由②深く考えさせられる
バッドエンドを見る理由2つ目は、「深く考えさせられる」点です。
作中で人が亡くなったり、お金を使い込んで破産したりする様をまざまざと見せつけられると、たとえフィクションであっても不幸になった原因を考えさせられます。
「バッドエンドにはどんな終わり方がある?」でも紹介しますが、バッドエンドの終わり方には意外とバリエーションがあり、毎回考えるのも楽しいもの。
個人的には闇金ウシジマくんを見るたびに、お金についていろいろ考えさせられる。
理由③救いのない救いがある
バッドエンド好きの心理3つ目は、「救いのない救いがある」です。
決して「自分よりも不幸な人を見て落ち着く」といった感覚ではなく、「人生において救いのない状態がデフォルトである」という共感に近いものがあります。
かつてブラック企業をはしごしていた時代に、ひたすら夏目漱石を読んでいましたが、「近くにいる人でも分かり合えない」「生活の課題には解決がない」などのストーリーに非常に共感して過ごしました。
不思議なもので救いがなければ救いがないほど、救われる気持ちがあります。
▼バッドエンドの魅力についてまとめた記事は、こちら。
バッドエンド好きにおすすめの本
バッドエンド好きにおすすめの本として、「バッドエンドの誘惑~なぜ人は厭な映画を観たいと思うのか~」を紹介します。
※中古本のみの取り扱い。
具体的なバッドエンド映画の作品名を挙げながら、その魅力について紐解いていく本です。
良質なバッドエンド作品を知りたいと考える方にも、向いています。
もう!このね!「狩人の夜」の写真だけでね!グッとね!グッとくる!
バッドエンドにはどんな終わり方がある?
バッドエンドの終わり方のパターンは、以下の通りです。
バッドエンドの終わり方というと、「主人公や登場人物が亡くなる」パターンを思い浮かべますが、そんなに単純なものではありません。
不幸には多種多様な形があり、特に「問題が全く解決しない」や「物理的には救われるが精神的に救われない」などのじわじわ系・日常系は共感を持つ方も多いでしょう。
自ら好んでバッドエンド作品を鑑賞していますが、あまりにもバッドエンド度が高すぎると清々しい反面、多少引きずったりする場合も。
しかし、それもバッドエンドの醍醐味なのです。
▼バッドエンドの種類についてまとめたその他の記事は、こちら。
まとめ
ストーリーのなかで不幸な結末を迎える「バッドエンド」。そんなバッドエンドが好きな人の心理は、以下の通りです。
- 単純に暗い話が好き
- 深く考えさせられる
- 救いのない救いがある
また、バッドエンドの終わり方には「問題が全く解決しない」や「物理的には救われるが精神的に救われない」などが考えられ、さまざまなパターンがあります。
今回の記事を、読書や映画ライフを楽しむ参考にしてください。
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