コナンの映画が人気なのはなぜ？5つの理由から具体的に解説！主題歌一覧も紹介

「コナンの映画の興行収入がとうとう100億超え…こんなに人気なのはなぜ？」と疑問を持つ方も多いでしょう。

結論、コナンの映画が人気な理由には「大人が見ても面白いスケール感がある」「声優がとにかく豪華」などが考えられます。理由を把握しておけば、今後のコナンの映画も楽しめること間違いなし。

そこで今回は、コナンの映画が人気なのはなぜ？をテーマに理由を5つ解説します。作品名と主題歌一覧なども紹介するので、参考にしてください。

コナンの映画が人気なのはなぜか

コナンの映画が人気な理由は、以下のとおりです。

それぞれの理由について具体的に解説していくので、「なぜこんなに人気作になった？」と疑問のある方は参考にしてください。

飽きさせないバリエーションの豊富さ！キッドから黒の組織まで

コナンにはレギュラーメンバーに加えて、キッドや黒の組織などさまざまなキャラクターがおり、バリエーションの豊富さが魅力です。コナンの映画のキャラクターバリエーションを、チェックしましょう。

「メインキャラクター＋オリジナルキャラクター」は確実として、「次回作はどのキャラクターが出るか？」「クロスオーバーがあるか？」も楽しみの1つです。

2014年までの劇場版は「キッド・関西組ときどき黒の組織」といった流れでしたが、2014年以降は黒の組織・赤井ファミリー・公安と広いバリエーションを見せています。

たとえば、2022年の「ハロウィンの花嫁」では「メイン＋オリジナル＋公安＋警察学校」の組み合わせでした。キャラクターのバリエーションの詳細は、以下のとおり（クリック・タップで広げてください）。

人気キャラである赤井秀一や安室透のテレビ初登場はそれぞれ2001年（赤井）・2012年（安室）となっていますが、映画に登場するのは2014年以降です。

バリエーションを駆使することで物語に広がりが生まれるため、視聴者を飽きさせません。

同じく人気アニメであり、毎年劇場版を公開している「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」にもオリジナルキャラクターはいるものの、ここまでのバリエーションはコナン独特といえるでしょう。

大人が見ても面白いスケール感！抜群のエンタメ性

コナンの映画には年々スケール感がアップしており、子どもだけではなく大人も楽しめるエンタメ性があります。

当初の舞台は、ビル・娯楽施設・飛行機・船などでしたが、近年はテーマパーク全体・リニア新幹線・渋谷・潜水艦などスケール感がアップ。

なかでも2019年の「紺青の拳」では、シンガポールのホテルのマリーナベイ・サンズや植物園のガーデンズ・バイ・ザ・ベイが破壊されるなど大規模な内容でした。

また、回を重ねるごとに「ありえなさ」が想像以上になっているのもポイントです。

2016年「純黒の悪夢」では軸が外れた観覧車を、2021年の「緋色の弾丸」では暴走したリニア新幹線を、コナンのサッカーボールで解決しており、思わず「う、嘘…」と。

さらに、最近では英語やロシア語を話すキャラクターも多く、「映画っぽさ」が増している印象もあります。

人気作としての認知が拡大！興行収入への注目度アップ

コナンの興行収入は年々増加傾向にあるためニュースやメディアで取り上げられることも多く、人気作としての認知が拡大しているのも要因の1つです。

ニュースやメディアの情報は、「そんなに人気なら1度見ておこうかな」「昔はよく見てた。また見てみよう」といった鑑賞意欲を高めるきっかけとなっているでしょう。

また、近年アニメ映画において「興行収入が100億円を突破するか？」は非常に注目されている指標です。たとえば、以下の作品は興行収入100億円を突破しており、人気映画として広く認知されています。

コナンも同様に2018年の「ゼロの執行人」から「興行収入が100億円を突破するか？」と期待を寄せられていました。

結果としては、2023年の「黒鉄の魚影」にてシリーズ初の100億を突破し、2024年の「100万ドルの五稜星」では158億円を記録。興行収入の面でも、コナンの映画はますます注目度がアップしています。

声優がとにかく豪華！らんまなの？外画吹き替えなの？

黒の組織や赤井ファミリーなどメインキャラクター以外の声優が豪華で、コナンの映画は声優ファン層から確実に支持を集めているといえます。メインキャラクター以外のコナンの声優を、チェックしましょう。

映画がどのキャラクターバリエーションだったとしても声優が豪華なのは必至、声優ファンからするとコナンの映画は要チェック案件です。

世良真純役の日髙のり子が加入してからというもの、らんま（山口勝平・林原めぐみ）・玄馬（緒方賢一）・あかね（日髙のり子）・なびき（高山みなみ）・かすみ（井上喜久子）とらんま1/2に代表する90年代感もあります。

また、小山力也・立木文彦・田中敦子・大塚明夫など吹き替えでお馴染みの声優も多く、映画に厚みが増しているのも特徴です。

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大人のお姉さんたちのファン層を獲得！安室と赤井と観覧車と

因縁がある赤井秀一と降谷零/安室透は、目的・所属組織からしてもライバル関係にあり、かつビジュアル・声ともに良いという稀に見る好条件で、大人のお姉さんたちのファン層を獲得しています。

赤井・安室が観覧車の上で戦闘をした2016年「純黒の悪夢」では、興行収入が40億円代だった前年の「業火の向日葵」から大きくジャンプアップして60億円を突破。

安室透が主役級に出演した2018年の「ゼロの執行人」は90億円を突破し、いわゆる「安室の女」が大量発生したことでも話題となりました。

安室透のポストカードが付属した「週刊少年サンデー」の売り切れが続出したり、「降谷」「赤井」姓のはんこが爆売れしたりするなど、人気の高さが分かります。

また、女性だけではなく、2013年の「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」によって、大人のファン層を獲得した見方もあります。

子どもはもちろん、親世代やかつてコナンに夢中になった世代もターゲットにすることで、さらなる人気を集めているといえるでしょう。

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コナン映画の歴代興行収入【ランキングTOP10】

コナン映画の歴代興行収入ランキングTOP10を、チェックしましょう。

位	【公開年】作品名	興行収入
第1位	【2024年】 100万ドルの五稜星	158億円
第2位	【2025年】 隻眼の残像	144億円　※暫定
第3位	【2023年】 黒鉄の魚影	138.3億円
第4位	【2022年】 ハロウィンの花嫁	97.8億円
第5位	【2019年】 紺青の拳	97.8億円
第6位	【2018年】 ゼロの執行人	91.8億円
第7位	【2021年】 緋色の弾丸	76.5億円
第8位	【2017年】 から紅の恋歌	68.9億円
第9位	【2016年】 純黒の悪夢	63億円
第10位	【2015年】 業火の向日葵	44.8億円

2025年公開の「隻眼の残像（フラッシュバック）」は2025年7月時点で144億円を突破し、暫定で2位にランクインしています。

また、興行収入TOP3の作品は2023〜2025年に公開、いずれも100億円を超えており、コナンの映画が近年でさらに人気を高めていることがわかります。

コナン映画を人気作として世に知らしめた作品3選

コナン映画を人気作として世に知らしめた作品は、以下のとおりです。

1作目は、2016年「純黒の悪夢」。前作から約20億円も興行収入がアップし、赤井・安室の戦闘シーンも楽しめるのが魅力です。

＼＼「純黒の悪夢」が気になった方は、こちらをチェック！／／

2作目は「安室の女」を大量に生み出し、100億に迫った2018年「ゼロの執行人」。コナンからの「安室さんって彼女いるの？」に対して、安室透のベスト回答をぜひご覧あれ。

＼＼「ゼロの執行人」が気になった方は、こちらをチェック！／／

3作目は100億円を突破した2023年の「黒鉄の魚影」。

黒の組織メインでキャラクターが豪華なのはもちろん、黒の組織の経済力・蘭の格闘スキル・コナンのサッカーボールの使い方・赤井さんが借りてきた武器…ツッコミどころも満載で最初から最後まで楽しい作品です。

＼＼「黒鉄の魚影」が気になった方は、こちらをチェック！／／

コナンの映画の作品名と主題歌一覧【歴代】

歴代のコナン映画の作品名と主題歌一覧は、以下のとおりです。

【公開年】作品名	主題歌
【1997年】 時計じかけの摩天楼	杏子 「Happy Birthday」
【1998年】 14番目の標的（ターゲット）	ZARD 「少女の頃に戻ったみたいに」
【1999年】 世紀末の魔術師	B’z 「ONE」
【2000年】 瞳の中の暗殺者	小松未歩 「あなたがいるから」
【2001年】 天国へのカウントダウン	倉木麻衣 「always」
【2002年】 ベイカー街（ストリート）の亡霊	B’z 「Everlasting」
【2003年】 迷宮の十字路（クロスロード）	倉木麻衣 「Time after time〜花舞う街で〜」
【2004年】 銀翼の奇術師（マジシャン）	愛内里菜 「Dream×Dream」
【2005年】 水平線上の陰謀（ストラテジー）	ZARD 「夏を待つセイルのように」
【2006年】 探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）	B’z 「ゆるぎないものひとつ」
【2007年】 紺碧の棺（ジョリー・ロジャー）	愛内里菜&三枝夕夏 「七つの海を渡る風のように」
【2008年】 戦慄の楽譜（フルスコア）	ZARD 「翼を広げて」
【2009年】 漆黒の追跡者（チェイサー）	倉木麻衣 「PUZZLE」
【2010年】 天空の難破船（ロスト・シップ）	GARNET CROW 「Over Drive」
【2011年】 沈黙の15分（クォーター）	B’z 「Don’t Wanna Lie」
【2012年】 11人目のストライカー	いきものがかり 「ハルウタ」
【2013年】 絶海の探偵（プライベート・アイ）	斉藤和義 ｢ワンモアタイム｣
【2014年】 異次元の狙撃手（スナイパー）	柴咲コウ 「ラブサーチライト」
【2015年】 業火の向日葵	ポルノグラフィティ 「オー！リバル」
【2016年】 純黒の悪夢（ナイトメア）	B’z 「世界はあなたの色になる」
【2017年】 から紅の恋歌（ラブレター）	倉木麻衣 「渡月橋 〜君 想ふ〜」
【2018年】 ゼロの執行人	福山雅治 「零 -ZERO-」
【2019年】 紺青の拳（フィスト）	HIROOMI TOSAKA 「BLUE SAPPHIRE」
【2021年】 緋色の弾丸	東京事変 「永遠の不在証明」
【2022年】 ハロウィンの花嫁	BUMP OF CHICKEN 「クロノスタシス」
【2023年】 黒鉄の魚影（サブマリン）	スピッツ 「美しい鰭」
【2024年】 100万ドルの五稜星（みちしるべ）	aiko 「相思相愛」
【2025年】 隻眼の残像（フラッシュバック）	King Gnu 「TWILIGHT!!!」

さまざまなアーティストが主題歌を担当していますが、B’z5回・倉木麻衣4回・ZARD3回と担当回数が多くなっています。

また、柴咲コウは2013年「絶海の探偵」でゲスト声優として出演し、翌年の「異次元の狙撃手」で主題歌を提供するという珍しいパターンもありました。

コナンの作品名は「漢字＋漢字（カタカナ読み）」の傾向にありますが、「時計じかけの摩天楼」「業火の向日葵」「緋色の弾丸」など全て漢字読みのケースもあります。

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コナンの映画の最新作はいつ公開？

コナンの映画の最新作は、2026年のゴールデンウィーク公開です。

2025年9月時点では、第29弾となる次回作の超特報が公開中。2024年に逝去された田中敦子さんに代わって、萩原千速役を担当する沢城みゆきさんの声が緊迫感のある雰囲気を伝えています。

萩原千速は萩原研二の姉であり、松田陣平の初恋の人であるため、警察学校組の出番も期待…◎！

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コナンの映画が人気なのはなぜかに関するQ＆A

最後に、コナンの映画が人気なのはなぜかに関するよくある質問を解説するので、疑問を解消しましょう。

コナンの面白さがわからない。どこが面白い？

コナンの面白さは人によって異なりますが、「コナンの映画が人気なのはなぜか」の章でご紹介したように「大人が見ても面白いスケール感がある」などが考えられます。

興行収入ランキングの上位作品やコナン映画を世に知らしめた作品を鑑賞して、人気の理由をチェックしましょう。

コナンで1番売れた映画はどれ？

コナンで1番売れた映画は、2025年9月時点で2024年公開の「100万ドルの五稜星」で、興行収入は158億円です。

また、2023年以降の作品はいずれも興行収入100億円を突破しており、人気度＆注目度がアップしています。

まとめ

コナンの映画がなぜ人気なのか、理由をおさらいしましょう。

コナンの映画を見たり情報をチェックしたりする際には、上記のポイントを踏まえてみてください。「なぜ人気なのか？」と疑問を持ちながら、過去作品を見返すのもおすすめ。

また、コナンの最新作は2026年ゴールデンウィーク公開の第29弾作品となっています。今回の記事を、映画ライフを楽しむ参考にしてください。