吹き替えを何度か見ていると、セリフや声優から「あるある」と思わず感じてしまう場面も。
またこのセリフ!よく聞く気がする。
でも、これって私だけ…なの…か?
吹き替え特有の言い回しはあるものの、なかなか人に確認する機会もなく、「これって自分だけが感じているもの?」と思っている方も多いでしょう。
そこで今回は、映画の吹き替えあるあるについて、よくあるセリフや声優を中心に紹介します。
吹き替えで映画を見る割合についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
映画の吹き替えあるある!よくあるセリフ編
映画の吹き替えあるあるのセリフは、以下の通りです。
「聞いたことのある!」というセリフも多いでしょう。
吹き替え映画で見ている最中はあまり違和感なく感じますが、言葉だけ取り出すといずれも「映画以外で聞いたことがない」という結論に至ります。
日常会話では「この泥棒猫!」並みに使わないものの、吹き替え好きなら一度は言ってみたいセリフばかり。
個人的には「良いニュースと悪いニュース、どっちから聞きたい?」はぜひ使ってみたい!
セリフではありませんが、「赤…それとも青…?」と配線カットもやってみたいシチュエーションの1つです。
「よーし、良い子だ。」は、ぜひドウェイン・ジョンソン(CV:小山力也)もしくはジェイソン・ステイサム(CV:山路和弘)で聞きたいところです。
お姉さま言葉も見かけますが、洋画以外には文学や金田一耕助シリーズ(しかも本)でしか見たことがありません。
作品と声優さんの力で不思議と非日常ワードも馴染むから不思議です。
映画の吹き替えあるある!声優編
映画の吹き替えあるある声優編は、以下の通りです。
吹き替えで見ていると自然と声優にも詳しくなっていくもの。「あるある!」と感じるポイントを紹介していきます。
パワーバランスを一瞬で判断できる
映画の吹き替えあるある声優編の1つ目は、声を聞いたりキャスティングを見たりするだけで「パワーバランスを一瞬で判断できる」ところ。
「犯人が分かる!」とまでは行かないものの、山路和弘・森川智之・大塚明夫がCVとなった時点で「これは…すぐには消えないな…!」とピンと来るものです。
ただし、俳優さん専門で吹き替えているケースもあるので、裏切られることもしばしば。
ストーリーと声優のバランスで推理を進めていくのも、楽しい過程。
本当に端役で大物声優さんが出ていると、「本当に?シーズン2があって大活躍する予定とかじゃなくて?」と一瞬不安を覚えます。
そして、ちょい役ではあって欲しくないと心から願う自分もいる訳です。
▼声優の豪華な吹き替え作品をまとめた記事は、こちら。
テレビ版とDVD版の違いを楽しめる
映画の吹き替えあるある声優編の2つ目は、「テレビ版とDVD版の違いを楽しめる」点。
テレビ・DVD・配信で担当声優さんが異なることも多く、何回見た映画でもつい放送を見てしまうことも多いでしょう。
たとえば、ランボーのシルベスタースタローンは以下の俳優・声優さんが担当。
- 渡辺謙
- 羽佐間道夫
- 銀河万丈
- ささきいさお
- 玄田哲章
個人的にはささきいさおのイメージが強いですが、銀河万丈のランボーは忘れられない強めのランボー。
気になる方は、こちらの動画もチェック。
ポプテピピックのテレビスペシャルも含めて、ランボーのラストは本当に名シーンです。
ポプ子とピピ美でランボーのラストシーンをやったときは、以下の声優さんが担当。
- 田村ゆかり・堀江由衣
- 保志総一朗・石田彰
- 花澤香菜・戸松遥
- 山口勝平・緒方賢一
バリエーションの豊かさが極まり過ぎて、何回も巻き戻して見ました。「ガンダムSEEDなのにランボー!」「らんま1/2(ないしは名探偵コナン)なのにランボー!」と。
個人的にハンニバルのDVDと配信の声優が違うので、たまに聞き比べています。
吹き替えがないと諦める場合がある
映画の吹き替えあるある声優編の3つ目は、「吹き替えがないと諦める場合がある」ところ。
配信はもちろん、DVDに必ずしも吹き替えがあるとは限らないため、吹き替えver.がないと視聴が後回しになって結果的に見るのを諦めることもあります。
吹き替えの圧倒的メリットである「ながら見」を封印されてしまうと、がっつり2時間予定を空ける必要があるため「ま、次でいっか」に。
レンタルの際にはそこまで頭が回らないので、DVD再生してから「え!無いの!?吹き替えは!無いの!?」とメニュー画面で焦りがちです。
配信ではAmazonプライムは「字幕」「吹き替え」と書いてくれてあるので判別しやすいですが、Netflixは再生してから「え!吹き替え無いの!?楽しみに取っておいたのに!」となります。
贅沢だとは思うものの、字幕と吹き替え両方とも配信して欲しい〜。
▼吹き替えについてまとめたその他の記事は、こちら。
声優のつながりが分かってくると楽しい
映画の吹き替えあるある声優編の4つ目は、「声優のつながりが分かってくると楽しい」点。
一定の量を見ていると、声だけで声優さんの判断が付くようになったという方も多いでしょう。界隈では「声優の絶対音感」なんて言われることも。
洋画吹き替えをメインに活動されている声優さんもいるので、洋画好きだからこそ判断できるパターンもあります。
山路和弘・森川智之・加瀬康之あたりは3本に1本は出てるんじゃないかという勝手な印象です。
また、アニメを見ていても絶対音感を発揮することもあるでしょう。
個人的には加瀬さんが好きなので、「SPY×FAMILY」「推しの子」「ゴールデンカムイ」で聞いたときは、思わず勢いよくテレビを振り返りました。
加瀬さんはグレイズアナトミーのジョージ役の声を聞いてからハマった派。
アニメの見方が変わる
映画の吹き替えあるある声優編の5つ目は、「アニメの見方が変わる」ところ。
洋画吹き替え視点でアニメを見るようになるケースも珍しくなく、今まで「◯◯(キャラクター)の人だ」という見方だったのに「◯◯(俳優)さん吹き替えてる人だ」という逆転現象が起きることもしばしば。
吹き替えの声優さんが多いアニメ作品は、洋画を見ている気分にもなれます。
最近ではNetflixオリジナルの「PLUTO(プルートゥ)」が吹き替え的な意味で声優陣が豪華で、ダニエル・クレイグの吹き替えを中心に活躍する藤真秀がメインキャラで登場。
その他にも、小山力也・山路和弘・朴璐美・堀内賢雄など吹き替えでお馴染みのキャストが多く、作画も音楽も良かったため、「洋画かっ!」と思わず声が出てしまいました。
どれくらいの人が吹き替えで映画を見ている?
映画で吹き替えを見る割合は、40%程度だといえます。
日本リサーチセンターの調査(15〜79才の男⼥1,200名が対象)によると、「海外の映画を見るなら、「吹き替え」か「字幕」か?」の回答は以下の通りです。
種類 | 割合 |
---|---|
吹き替え | 40% |
字幕 | 37% |
どちらともいえない | 23% |
また、「自宅で映画を見る場合」に特化すると、80%を超える方が「吹替え」と回答しています。
株式会社スター・チャンネルの調査(20~60代の男女1,000名が対象)によると、以下の通りです。
自宅で鑑賞する場合 | 割合 |
---|---|
吹き替え | 86% |
字幕 | 14% |
自宅で見る場合には、ながら見や家族で鑑賞することから、多くの人が「吹替え」を選択して鑑賞しています。
自宅で映画を吹替えで鑑賞する機会の多い方は、あるあるのセリフを頻繁に聞いている可能性が高いでしょう。
▼その他の映画のあるあるをまとめた記事は、こちら。
まとめ
映画の吹き替えあるあるのセリフ編では、「良いニュースと悪いニュース、どっちから聞きたい?」「NOと言ったら?」「頼む!撃たないでくれ!」などを紹介しました。
また、声優編のあるあるでは「テレビ版とDVD版の違いを楽しめる」「吹き替えがないと諦める場合がある」などがあります。
お気に入りの映画は、「吹き替え」と「字幕」の両方を2回見て違いを楽しむのもおすすめです。
今回の記事を参考にしながら、吹き替え映画を楽しんでみてください。
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