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応援上映とは?何もしないのはあり?定義から鑑賞ルールまで徹底解説

応援上映とは?何もしないのはあり?定義から鑑賞ルールまで徹底解説 映画

声を出したり、サイリウムを振ったりすることが認められる特別上映回「応援上映」。ニュースやSNSなどでもよく見かけるため、どんな上映スタイルなのか気になる方も多いでしょう。

上映が一旦落ち着いてからアンコール上映として実施している場合も。

「いつか行ってみたい」「行く予定がある」という場合には、応援上映の鑑賞ルールなど基本情報を事前に知っておくことが大切です。

そこで今回は、応援上映の定義や鑑賞ルールを分かりやすく解説します。応援上映で何もしないのはありかなどについても紹介するので、参考にしてください。

POINT
  • 応援上映とは、発声やサイリウムの利用などが許可された特別上映回のことを指します。応援上映が開始したのは2007年公開の「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」からです。
  • 「スラムダンク」「RRR」など、応援上映を実施した人気作品を紹介します。
  • 応援上映の鑑賞ルールや行く前にチェックしておきたい情報をお伝えするので、チェックしましょう。
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応援上映とは

応援上映とは?

応援上映について、定義や開始時期などの基本情報を解説します。「何となく知っているけど、ちゃんと知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

応援上映の定義|発声やサイリウムOKの特別上映

応援上映とは、以下のような意味があります。

応援上映
発声やサイリウムの利用などが許可された特別上映回のこと

通常、映画館で鑑賞する際には「声を出さない」「大きな音を立てない」のが常識とされていますが、応援上映の場合には特別に認められています。応援上映で許可される行為やアイテムは、以下のとおりです。

応援上映で許可される行為やアイテム
  • 発生(歌・アフレコなど)
  • 手拍子・拍手
  • 振り付け
  • コスプレ
  • ペンライト・サイリウム
  • うちわ

ただし、映画作品によって許可内容が異なるので、行く前に公式サイトやSNSをチェックしておかないと、「せっかく準備したのに…」と後悔する可能性も。

感覚的にはライブビューイングに参加するのと近いものがあり、劇中のキャラクターを応援しながら鑑賞できます。

周囲の反応や一体感を感じながら、好きな作品を鑑賞できるのが魅力です。現在ではニッチな作品だけではなく、メジャーな作品で応援上映を実施するケースも珍しくなく、注目を集めている鑑賞スタイルだといえるでしょう。

応援上映はいつから始まった?|2007年頃からスタート

観客参加型の上映スタイルの歴史は1970年代からあったものの、現在認識されている「応援上映」が開始したのは2007年公開の「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!」とされています。

入場者特典として配布された「ミラクルライト」を使って応援しながら、映画を鑑賞するというスタイルでした。

メディアで応援上映が話題になったのは、2016年公開の「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(通称キンプリ)からです。

公開から7年経過した2023年には「7周年記念上映イベント -Shiny Seven Years-」を実施し、発声OKの応援上映を開催するなど未だに根強い人気があります。

また、観客参加型の映画として2014年公開の「アナと雪の女王」を覚えている方も多いでしょう。

「みんなで歌おう♪歌詞付版」の特別上映回が開催され、映画を見ながら「Let It Go ~ありのままで~」などの曲を歌えるスタイルで実施。

全国およそ90館の映画館で上映が行われており、満席が出る映画館もありました。

応援上映はアニメで実施するイメージがありますが、「リトル・マーメイド」(実写版)や「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」など国内外関わらず実写作品でも多く見受けられます。

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応援上映を実施した人気作品【一覧】

応援上映を実施した人気作品【一覧】

応援上映を実施した人気作品一覧は、以下のとおりです。

応援上映を実施した人気作品一覧
  • スラムダンク
  • 名探偵コナン
  • アイナナ(アイドリッシュセブン)
  • RRR
  • ジョン・ウィック
  • プロセカ

それぞれの作品情報や、応援上映の内容について紹介していきます。

スラムダンク|特製紙メガホンなどの特典を配布

作品名THE FIRST SLAM DUNK
公開年2022年
応援上映の内容応援
歓声
拍手
歌唱

異例のロングランで話題となったスラムダンクの映画「THE FIRST SLAM DUNK」。

応援上映では入場特典として「特製紙メガホン」や「特製うちわ」が配布されており、グッズなどを持参しなくても十分楽しめるスタイルを提供しました。

また、登場キャラクター「宮城リョータ」の誕生日である7月31日に応援上映を実施。「宮城家座談会」映像特典付きで、ファン必見のプレミアムな上映となりました。

名探偵コナン|自動制御ペンライトの演出付き

作品名名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)
公開年2023年
応援上映の内容うちわ・タオル・サイリウムなどの応援グッズ
声援

シリーズ初の興行収入100億円を突破した「名探偵コナン 黒鉄の魚影」。「ぎょぇぇえ~!!発声可能応援上映」と名づけられた上映回では、自動制御ペンライトのスペシャル演出付きでした。

通常のペンライトでも参加可能ですが、自動制御ペンライトを購入して参加すると映像に合わせて自動で色が変化。参加者のテンションと一体感が高まること間違いなしです。

コナン作品としては4年ぶりの発生可能応援上映となり、大きな話題を呼びました。

アイナナ(アイドリッシュセブン)|鳴り物OK!マラカス配布

作品名劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD
公開年2023年
応援上映の内容うちわ・ボード・ペンライトなどの応援グッズ
拍手・手拍子
声援

アイナナことアイドリッシュセブンの映画「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD」。

アイドルのライブを見る感覚で応援上映に参加でき、多くのファンが詰めかけました。

7月には東京国際フォーラムで応援上映を開催。入場者特典の「エンブレム付きエッグマラカス」をはじめとして、タンバリン・トライアングルなどの楽器使用が許可されました。

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RRR|さすがインド映画!鳴り物・スタンディング・踊りもOK

作品名RRR
公開年2022年
応援上映の内容発声・声援
拍手
鳴り物
コスプレ
ペンライト・サイリウム
うちわなどの応援グッズ

アカデミー賞を受賞し、空前のヒットとなったインド映画「RRR」。ちなみに、RRRとは「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字を取ったもの。

声援やペンライトなど一般的な応援上映に見られるスタイルとは別に、映画館次第では以下の内容も許可されました。

  • スタンディング(一部シーン)
  • ダンス(一部シーン)
  • 紙吹雪

また、日本語禁止で発声はテルグ語・ヒンディー語・英語のみとした応援上映も。短時間でチケットが完売した映画館もあり、人気の高さがうかがえます。

インド映画の応援上映は「マサラ上映」とも呼ばれており、歌・踊り・クラッカー・風船などがOKの場合もあります。

ジョン・ウィック:コンセクエンス|最強のキアヌに応援は必要…?

作品名ジョン・ウィック:コンセクエンス
公開年2023年
応援上映の内容応援
声援
ペンライト・サイリウム
拍手
コスプレ

人気シリーズ最新作「ジョン・ウィック:コンセクエンス」。真田広之の出演や、一部日本が舞台になることから公開前から大きな反響を呼びました。

シリーズとしては初の応援上映のため、「待ってました!」という方も多いでしょう。毎回アクションてんこ盛りなので、つい大きな声を上げてしまいそうになりますが、応援上映なら遠慮せずに声を出せます。

ジョン・ウィックは基本的にスーツなので、気軽にコスプレして行けるのも嬉しいポイントです。

あの…最強の…キアヌに応援が必要なのか…?でも、何だろうすごく楽しそう。

プロセカ|初心者でもわかりやすい「応援マーク付き」上映

作品名劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク
公開年2025年
応援上映の内容応援
掛け声
歓声
手拍子
拍手
タオル・うちわ・ペンライトなどの応援グッズ

「プロセカ」こと「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」では、初心者でもわかりやすい「応援マーク付き」上映が実施されました。

「応援マーク付き」とは、応援するポイントやペンライトを振るタイミングなどがマークとして表示されるものです。

なお、応援マーク付き上映は首都圏以外の全国各地でも実施され、広い地域の方が楽しめる応援上映となりました。

ハイキュー|さながらバレー観戦!スティックバルーンの持ち込みも可

作品名劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
公開年2024年
応援上映の内容サイリウム
ペンライト
声援
コスプレ
プラスチック・紙製のメガホン
スティックバルーン

2024年に公開された「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」では、スティックバルーンの持ち込みも可能でさながらバレー観戦のような応援上映が実施されました。

応援上映のタイトルも「集え!ゴミ捨て場の決戦応援上映!みんなで生観戦!」と題されました。

また、自動制御ペンライト演出付き応援上映となっており、ペンライトのオンオフの手間がかからないのも特徴です。

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応援上映の鑑賞ルール

応援上映の鑑賞ルール

映画作品を楽しむためには、鑑賞ルールを守ることがなにより大切なポイントです。ここでは、応援上映の鑑賞ルールや行く前にチェックしておきたい情報について解説していきます。

応援上映の鑑賞ルール|許可項目と禁止事項をチェックすべし

作品や映画館によって異なりますが、一般的な応援上映の鑑賞ルールは以下のとおりです。

応援上映の鑑賞ルール
  • 火器類の持ち込み不可
  • 鳴り物の使用不可
  • 足踏み・飛ぶ・跳ねるなどの迷惑行為の禁止
  • ネタバレ・ヤジ・悪口などの発言禁止
  • 他人の迷惑となる長さ・明るさのサイリウムの使用禁止 など

鳴り物の使用や立ち上がるなどの鑑賞の妨げとなる行為は、許可されない限り原則禁止なので注意しましょう。

サイリウムやうちわ、ボードなど手に持つアイテムは、掲げないように注意喚起している作品も多くあります。

上記の他にも、「サイリウムは1人5本まで」などの制限が設けられている場合も。また、コスプレの着替えスペースが見込めない可能性が高く、どこで着替えるかなども検討する必要があるでしょう。

行く前にチェックしておきたい情報|作品の公式HPは要確認

応援上映に行く前にチェックしておきたい情報は、以下のとおりです。

行く前にチェックしておきたい情報
  • 【必ず】作品の公式ホームページ
  • 【必ず】映画館の公式ホームページ
  • 【時間があれば】SNSやブログ

作品によって鑑賞中に許可される行為・アイテムや禁止事項に違いがあるため、作品の公式ホームページは必ず確認しましょう。

また、最近では鑑賞ガイドとして公式が情報を発信していたり、動画にまとめられていたりするケースも。たとえば2022年公開の「ONE PIECE FILM RED」ではキャラクターが動画で鑑賞ルールを解説しており、以下の通りです。

「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」の公式ガイド「参加の心得」では、どのシーンでどんな掛け声がかかるかなどが詳しく解説されています。

さらに、映画館によって多少ルールに違いがある可能性もあり、チェックしておくと安心です。時間があれば、過去の感想ブログやSNSを参考にすると、雰囲気をチェックできるでしょう。

「1人で行くから不安」「初めて参加するので緊張する」といった場合には、情報収集も重要です。

ただし、SNSなどで話題であっても公式が禁止している行為やアイテムは、原則不可であることを念頭におきましょう。

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応援上映で何もしないのはあり?

応援上映で何もしないのはあり?

結論、応援上映で何もしないのは「あり」です。

「応援上映しかスケジュールが合わない」「応援上映の雰囲気を味わってみたい」というケースもあるでしょう。

ただし、多くの公式ホームページに「静かに作品を鑑賞したい方には、不向きな上映です」と注意が書かれている通り、静かに見れないことを前提にしてください。

周囲が声を出したり、ペンライトを振っていたりするのが気にならない方なら、問題ないといえます。

声援やペンライトだけではなく、スタンディングや鳴り物が許可されている作品もあり、応援の仕方はさまざまなので、念のため作品の公式ホームページを確認しておくのがおすすめです。

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応援上映に関するQ&A

応援上映に関するQ&A

ここでは、応援上映に関するよくある質問を解説するので、疑問を解消しましょう。

応援上映は気持ち悪い・うるさいって本当?

応援上映を気持ち悪いと思ったり、不快感を抱いたりするかは、人によって異なります。

また、上映中のマナー違反によって、SNSなどで賛否両論が巻き起こる作品があるのも事実です。

応援上映が複数回予定されている場合や過去にも実施された作品の場合は、SNSなどからどのような雰囲気だったのかチェックしましょう。

応援上映の料金・値段はどれくらい?

応援上映の料金は、一般上映と同じ金額の傾向にあります。

ただし、ライブビューイングや出演者の舞台挨拶が付いている場合は3,000前後の料金となる可能性があります。

また、劇場によっても異なるので、あらかじめ確認してから足を運びましょう。

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まとめ

応援上映とはまとめ

「応援上映」とは、発声やサイリウムの利用などが許可された特別上映回のことを意味します。その他にも、コスプレ・拍手・手拍子・うちわなどの行為やアイテムが認められている場合も。

応援上映で何もしないのは「あり」ですが、静かに見れないことを前提にしてくことが大切です。

作品や映画館によって、許可項目や禁止事項が異なるため、応援上映に行く場合は公式ホームページの情報を必ずチェックしましょう。今回の記事を参考にしながら、映画ライフを満喫してください!

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