読書家あるある12選!本の虫と呼ばれる人は何冊読んでる?定義や特徴も解説

読書家あるある7選!本の虫と呼ばれる人は何冊読んでる?定義や特徴も解説 読書

本を読むなかで、「読書家あるあるとは?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

思わず共感してしまう「読書家あるある」って何だろう。

結論、読書家のあるあるには、「没頭して時間を忘れる」「積読の量が半端じゃない」などが考えられます。

しかし、周囲に読書している人がいないと、なかなか共通点を探すのが難しいもの。

そこで今回は、読書家あるある12選を紹介します。読書家とは何冊くらい読んでいる人のことをいうかも解説するので、参考にしてください。

POINT
  • 読書家あるあるとして、「出版社に変なこだわりがある」「選書する時間が何よりも幸せ」などを紹介します。
  • 基本的には毎日本を読んでいれば「読書家」と呼べますが、冊数で判断する場合は月3冊以上が目安です。
  • 読書家には「好奇心が強い」「忍耐力がある」などの特徴があるので、チェックしましょう。
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読書家あるある12選

読書家あるある12選|オリジナルイラスト
作成:筆者

読書家あるあるとして、以下の12選を紹介します。

読書家あるある
  • 没頭して時間を忘れてしまう
  • 収入が書籍代に消えていく
  • 本屋と古書店が異様に好き
  • 出版社に変なこだわりがある
  • 知的欲求が正義
  • 映像化したドラマなどは鑑賞するか一旦悩む
  • 同じ本を2冊購入しがち
  • 積読の量が半端じゃない
  • 再読もライフワークの1つ
  • 1日のなかで読書をしない選択肢はない
  • 好きな本は?と聞かれると困る
  • 選書する時間が何よりも幸せ

1つでも当てはまれば、あなたも立派な読書家◎。それぞれの内容について、自己体験を踏まえながら詳しく解説します。

没頭して時間を忘れてしまう

読書に没頭して時間を忘れてしまい、つい夢中になると1〜2時間、徹夜なんてこともあるのが、読書家あるあるではないでしょうか。

「寝ようかな」と思っているときに限って突然面白くなり、睡眠時間を削って読むケースもあります。

大西巨人の「神聖喜劇」を読んでいた際に、午前2時くらいから終盤のピークがきて朝まで読んだことを覚えています。

夢中になっていると時間が短く感じる原因には諸説あるようですが、時間の流れに注意がいかないからだとされています。

読書は文字を追いながら自分の頭のなかで物語を展開し、内容に集中するため、時間を忘れるのも納得です。

収入が書籍代に消えていく

読む分だけ購入すればいいのに、興味のあるものは買わずにいられないのが読書家の本能。月末に「こんなにAmazonで本買ったかな?」というのを毎月繰り返します。

洋服や化粧は「人並みに見えるならOK」ですが、本となるとある程度の予算をかけても良しと思ってしまいます。

たとえ作品の内容が結果つまらなかったとしても、無駄遣いしたとは感じないところが不思議です。

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本屋と古書店が異様に好き

読書家ならば休日に本屋のハシゴしたり、古書店目的で遠出したりするのも当たり前でしょう。

図書館ほど静か過ぎない本屋、時間が止まったような古書店は非常に居心地が良いもの◎。

また、大きな本屋の品揃えをチェックすることにも楽しさを覚えます。東京の紀伊国屋書店に行ったとき、夏目漱石の文庫に欠けがなく揃っている姿はとても清々しい気持ちになりました。

本屋に行って「はぁ〜!揃ってる〜!」という気分を味わいたい自分もいます。

出版社に変なこだわりがある

出版社ごとに以下の要素に違いがあるので、出版社に変なこだわりがあるのも読書家あるあるです。

出版社による違い
  • 書体
  • 級数
  • 紙質
  • 本のサイズ

こだわりは人それぞれですが、個人的には文学を読むなら新潮文庫、ファンタジーを読むなら角川文庫、哲学や気難しい本ならちくま文庫と決めています。

出版社に対するイメージやこだわりは、好みや経験の影響が大。世代的にラノベ全盛期前のスニーカー文庫を読んでいたので、角川文庫で読むとファンタジー感が自然と増します。

そういった変なこだわりを持ってこそ読書家なのかもしれません。

【関連記事】文庫レーベルの一覧を紹介!それぞれの特徴やよくある質問も徹底解説

知的欲求が正義

料理本や自己啓発本は直接役立ちますが、文学や小説は実生活に役立たないことこの上なし。しかし、それでも読むのは、読書家にとって知的欲求が正義だからです。

「知りたい」「とにかく気になる」という説明できない知的欲求を満たしたいだけで、生活に役立つ場面が一生のうちで1回あるかないかの場合も。

知的欲求とは費用対効果とは関係ないので、読書家に「これだけ本を読むとこんな効果がある」ということはあまり意味がないことです。

【関連記事】純文学の魅力・面白さとは?初心者におすすめの作品や美しい文章の例も分かりやすく紹介

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映像化したドラマなどは鑑賞するか一旦悩む

読書家あるあるとして、「映像化したドラマなどは鑑賞するか一旦悩む」点も挙げられます。

物語のキャラクターや内容が自身の中に明確なイメージができているため、実写化やアニメ化と聞くと一瞬嬉しい気持ちはあるものの、結局見ないこともしばしばです。

特にキャストや声優が発表になり、特報を見た時点で「想像したものと違うから見に行かないかな…」と判断するケースもあります。

ただし、信用している映画マニアやSNSでフォローしてる方が「良かった!」と発信していると無性に気になり、「見ないぞ!」と思いながら調べてしまうのもあるあるの1つです。

落胆して劇場から出ていく私をこんなにリアルに想像できること、ある?

同じ本を2冊購入しがち

頻繁に本棚を眺めたり、定期的に積読エリアを整理したりしているはずなのに、なぜか同じ本が2冊以上あるのが、読書家ならではのあるあるです。

出先やSNSで気になる本を見かけると、「確か持ってない(謎の自信)。とありあえず、買っておこう」と購入。本棚に入れる時点で気づくものの、後悔がないのもあるあるなのかもしれません。

また、他社と比較したいために、同じ本が2冊以上あるパターンも。

私の本棚には、夏目漱石の「こころ」が文庫本のレーベル違いで5冊程度あります。

積読の量が半端じゃない

読書家あるあるとして外せないのが、「積読の量が半端じゃない」という点。

「読了した本」と「積読している本」の割合が1:1なのでは?と思うレベルで積読が増えているのに、また購入してしまいます。

通販では本の物理的な重みを感じずに購入できるので、気になる本があるとついポチッと押している自分がいます。そして積読を眺めて一言…

ワインと一緒!本を寝かせてるだけだから!

【関連記事】積読してしまう心理とは?無駄じゃない!意外なメリットやあるあるも解説

再読もライフワークの1つ

読書家ならば新しい本だけではなく、再読もライフワークの1つです。

また、最初から最後までじっくり読むだけではなく、ちょっとした時間に以前読んだ本を拾い読みするケースもあります。

なお、5年や10年前に読んだ本を再読する場合、新しい見方や深い視点での動機付けができるのがメリットです。個人的には、夏目漱石の「こころ」や太宰治の「人間失格」は何度も再読しました。

【関連記事】本を再読する効果とは?読み直すメリットや何度も読みたい作品も紹介!【二度と読まない派必見】

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1日のなかで読書をしない選択肢はない

毎日本を読む「読書家」は、1日のなかで読書をしない選択肢はありません。

出張や旅行などでやむを得ずに読書ができないと、1日の終わりに「本を読んでないからむずむずする…」と落ち着きがない場合があります。

また、読書家は「毎日本を読む」ということだけではなく、1日の目標ページ数を決めているケースも少なくありません。

どのページ数でも、基本的には1ヶ月以内に読み終わるように目標を決めています。

好きな本は?と聞かれると困る

「好きな本 or 作家は?」と聞かれた場合、さまざまな本を読んでいる読書家は「1つの作品には絞れない」と困るもの。

大抵の場合「好きな本は?」の回答は、「ジャンルを決めてほしい」「3つまで挙げていい?」といった返答になります。

また、現代のメジャーな作品・作家を挙げられればいいですが、「えっと…フランスにバルザックという作家がいてね、ゴリオ爺さんていう作品を書いているのだけど、タイトルに反して内容がかなり面白くて」と語り始めて、相手の(聞かなければよかった)の顔を見るケースもしばしばです。

選書する時間が何よりも幸せ

読んでる本が終盤にさしかかったり、読み終わったりした際に、次の本を選ぶのが読書家にとって何よりも幸せな時間です。

さまざまな本を手に取り、序盤を読んで、内容を想像するだけでワクワクが止まりません。

また、そのときのフィーリングに合う作品を選ぶと、読書計画どおりに進まないケースもままありますが、ある意味で読書の醍醐味です。

今年に読むべき本がまったく進んでいない、それもまた良し。

【関連記事】自分に合った本の選び方!コツを押さえて夢中になれる1冊を見つけよう

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読書家とは何冊くらい読んでいる人のことをいう?冊数は関係ない

読書家とは何冊くらい読んでいる人のことをいう?冊数は関係ない

読書家とは何冊くらい読んでいる人のことをいうかを、以下の点から解説します。

読書家とは何冊くらい読んでいる?
  • 毎日読書していれば読書家
  • 読書家と呼べる目安は月3冊

それぞれの内容から、読書家について理解を深めましょう。

毎日読書していれば読書家

「読書家」とは読む冊数に関係なく、毎日読書する人といえます。

100ページでも600ページでも同じ1冊で、読了までの時間には大きな差があります。起承転結がはっきりして読みやすいものから、論文に近く読むのに時間がかかるものまでさまざまです。

読みやすい本を10冊読んだ人と、難しい本を1冊読んだ人を同じものさしで測れません。

読書家と呼べる目安は月3冊

読書家を冊数で判断するのであれば、月3冊以上読書している人だと考えられます。

文化庁が公表している2023年度の「国語に関する世論調査」によれば、1ヶ月に読む本の冊数の割合は以下のとおりです。

項目割合
月7冊以上読む人1.8%
月5〜6冊読む人1.5%
月3〜4冊読む人6%
月1〜2冊読む人27.6%
読まない人62.6%
参考元:文化庁|国語に関する世論調査「令和5年度「国語に関する世論調査」の結果について」

つまり月3冊以上読む人は上位10%にあたるので、統計を踏まえると十分読書家といえる範囲です。

全体の半数以上が1ヶ月に1冊も読まないという衝撃の結果になっており、読む人と読まない人の二極化が進んでいる可能性があります。

私も20代前半はマンガは読んでも本を読まない生活をしていたため、人のことはいえません。

大学生の頃にもっと本を読めば良かったと心から悔やみつつ、若い頃は読書は退屈なものだと思っていました。

老後ゆっくり本を読めばいいとお考えの方もいるかもしれませんが、諸先輩方の話を聞いていると老眼になってからだとさらに読書が面倒になるそうで、若い頃から読書の習慣を身につけましょう。

【関連記事】読書ができなくなった場合の対処法7選!無理なく本を読む習慣を復活

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読書家の特徴とは?好奇心が強くてスキマ時間の活用上手

読書家の特徴とは?好奇心が強くてスキマ時間の活用上手

読書家の特徴は以下のように好奇心が強い、スキマ時間を活用するのが上手いなど5つあります。

読書家の特徴
  • 「知りたい」という好奇心が強い
  • 通勤など空いた時間の活用が上手い
  • 最後まで読み続ける忍耐力がある
  • さまざまな知識を持っている
  • コツコツ型で継続して取り組める

厚い本を最後まで読む忍耐力があるにもかかわらず、読書以外で力を発揮できないのは私だけでしょうか。読書に向けるエネルギーを生活に向けられたらという課題は、一生続きそうです。

1つでも当てはまれば、読書家の素質ありです◎。

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まとめ

読書家あるあるまとめ

読書家の独特あるあるを、おさらいしましょう。

読書家あるある
  • 没頭して時間を忘れてしまう
  • 収入が書籍代に消えていく
  • 本屋と古書店が異様に好き
  • 出版社に変なこだわりがある
  • 知的欲求が正義
  • 映像化したドラマなどは鑑賞するか一旦悩む
  • 同じ本を2冊購入しがち
  • 積読の量が半端じゃない
  • 再読もライフワークの1つ
  • 1日のなかで読書をしない選択肢はない
  • 好きな本は?と聞かれると困る
  • 選書する時間が何よりも幸せ

また、難易度やページ数は本によって異なるため、冊数では基本的に判断できず、読書家の定義は読む冊数に関係なく「毎日読書する人」だといえます。

今回は読書家のあるあるや読書家の定義・特徴を解説しました。今回の記事を、読書ライフを楽しむ参考にしてください。

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