「読書するおすすめの場所はどこ?」「集中して読書ができる場所を知りたい」と感じる方も多いでしょう。
読書をするとき集中できる場所・できない場所があり、気分によっても変わるもの。
集中できる場所は人それぞれですが、大きく分けると「自宅」と電車・公共施設などの「その他」の2種類に分類できます。
ただし、それぞれの場所にはメリットだけではなく「人目が気になる」などのデメリットもあるので、注意点も踏まえておくことが重要です。
そこで今回の記事では、読書におすすめの場所を自宅とその他で徹底検証します。
一般的には居心地が良いとされるカフェは本当に読書に最適の環境かも解説するので、ぜひチェックしてみてください。
読書をするおすすめの場所【自宅編】
自宅の中で読書をするのにおすすめの場所は、以下の通りです。
「自宅で集中して読書に取り組みたい!」という方は、参考にしてみてください。
【ベッド】究極のリラックスエリア!そのまま寝れるのも魅力
自宅で読書をするおすすめの場所の1つ目は、究極のリラックス場所「ベッド」です。
就寝前にベッドでの読書する方が多いと思いますが、夜間は大きな音がしないため集中して本を読みやすいでしょう。
ベッドを読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・リラックスしながら取り組める ・そのまま寝られる ・寒い時期でも暖かさを確保しやすい | ・十分な明かりを確保できない場合がある ・飲み物などをこぼす可能性がある |
リラックスしてそのまま寝られるのはもちろん、就寝前・起床後の読書は毎日のルーティンとして習慣化しやすいため、読書習慣を身につけられます。
また、布団の中に入ってしまえば、ある程度の暖かさを確保できるため、寒い時期でも本を読みやすいのもメリットです。
ただし、部屋の仕様によっては十分な明かりを確保できなかったり、飲食しながら読書するのは難しかったりする可能性があるので、注意しましょう。
ウトウトしながら本を読む!これぞ最高の読書タイム。
▼読書の際に確保したい明るさやおすすめのブックライトをまとめた記事は、こちら。
【お風呂】入浴時間をフル活用!集中して本が読める
自宅で読書をするおすすめの場所の2つ目は、「お風呂」です。
スマホなどを持ち込まなければ、気が散るアイテムが周囲にないため、読書に集中しやすい場所だといえます。
お風呂を読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・余計なものがなく集中しやすい ・入浴の習慣も身につけられる ・入浴時間を最大限活かせる | ・本が濡れる可能性がある ・水分補給に気を付ける必要がある |
ボーっと何もせずに湯船に浸かってしまう傾向にありますが、読書に取り組めば入浴時間を最大限活かせます。
個人的な感覚値ですが、本を読みながらお風呂に入ると15〜20分は浸かるため、読書と同時に入浴の習慣をしっかりと身につけられるのも魅力。
入浴しながら読書していた経験から言うと、読書の習慣がついたのはお風呂タイムを活用したからと言えるほど熱中できました。
ただし、水濡れや脱水症状などの可能性もあり、以下のような注意が必要です。
- ペットボトルなど水分補給できるものを用意する
- 本が濡れないように手を拭くタオルを用意する
- 水面に本を近づけない
- 眠いときは読書をしない
熱中し過ぎると水分補給を忘れてしまうので、脱水症状に気をつけてくださいね。
▼お風呂での読書についてまとめた記事は、こちら。
【台所】キッチンリーダー!料理の合間で意外とはかどる
自宅で読書をするおすすめの場所の3つ目は、「キッチン」です。
キッチンは料理という作業を集中して行う環境なので、気持ちのスイッチが入りやすい場所だといえます。
キッチンを読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・気持ちのスイッチが入りやすい ・煮込む系の料理は合間に本が読める ・食べ物や飲み物を取り出しやすい | ・本が濡れる可能性がある ・火の取り扱いには十分注意が必要になる |
短時間で作れる料理の過程では読書の時間は取れませんが、煮詰める系の料理のときは読書する時間としても活用できます。
例えば、カレーなどの目が離せない料理をつくる際には、キッチンに留まる必要があるので暇つぶしとしても読書は最適です。
また、すぐ近くに食べ物や飲み物があるので、快適な環境で本を読めるのもメリット。
ただし、本の水濡れや火の取り扱いには、十分注意してください。
キッチンドランカーならぬ「キッチンリーダー」を始めてみましょう。
【カウンターや作業台】程良く狭くて居心地がいい
自宅で読書をするおすすめの場所の4つ目は、「カウンターや作業台」です。
キッチン同様に作業するための気持ちが切り替わりやすく、スペースが広すぎないため落ち着いて読書ができます。
カウンター・作業台を読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・気持ちのスイッチが入りやすい ・程良く狭くて居心地がいい ・明るさを確保しやすい | ・リラックス感に欠ける場合がある ・寒さ・暑さ対策が必要な可能性がある |
スタディーコーナーなどのカウンターや作業台は、子どもが勉強したり、仕事・趣味をしたりするために設計されており、明るさを確保しやすいのが特徴。
ただし、ベッドなどに比べるとリラックス感に欠けるのがネックだといえます。
また、「ランドリールームなどのカウンターを使いたい」などメインルームから離れた場所を利用する際には、寒さ・暑さ対策が必要な可能性があるでしょう。
番外編|【脱衣所】ドライヤー中の究極のながら読書
自宅で読書をするおすすめの場所の5つ目は、「脱衣所」です。
「脱衣所?」と疑問に思う方も多いと思いますが、髪を乾かす際に片手に本・片手にドライヤーでながら読書に取り組むことも可能。
ベッドだと寝落ちして1ページも進まない可能性がありますが、ドライヤー中(脱衣所)から就寝前(ベッド)まで読むと読書量を確保しやすいでしょう。
入浴中・ドライヤー中・就寝前のトリプルコンボがおすすめ。
「移動中はスマホ見たいし、どのタイミング・場所で読書したらいいか分からない」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
読書をするおすすめの場所【その他編】
自宅以外で読書をするのにおすすめの場所は、以下の通りです。
「自宅ではなかなか読書に集中できない」「自宅以外の場所を探している」という方は、チェックしてみてください。
【図書館】安定の静けさ!本の世界観に入り込みやすい
自宅以外で読書をするおすすめの場所の1つ目は、うるさくなる可能性が低い「図書館」です。
いつ行っても安定の静寂と本に囲まれている環境なので、余計なものが少なく集中できます。
図書館を読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
・静かで読書に集中しやすい ・さまざまなジャンルの本に触れられる ・無料で本を借りられる | ・飲食できる場所が限られる ・身近にない可能性がある |
図書館には、小説・デザイン書・自己啓発本・絵本などさまざまなジャンルの本が揃っているので、新しい本当の出会いがあるのも嬉しいポイントです。
さらに、気になる本があれば無料で借りられるため、「気になって購入したが失敗した」という後悔もありません。
ただし、図書館は飲食できるスペースが限られているため、注意しましょう。
「今日は集中して本を読みたい!」「一緒に本も借りたい」と思ったときは図書館がおすすめです。
【電車】適度な振動に快適な気温と好条件が整っている
自宅以外で読書をするおすすめの場所の2つ目は、居心地のいい条件が揃っている「電車」です。
電車は熟睡してしまう程に環境が整っており、イスの座り心地・空調・振動が読書にも最適な絶妙なバランス。
電車を読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
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・空調・振動などが最適な絶妙なバランス ・通勤時などに読めば習慣化しやすい ・スキマ時間を有効活用できる | ・座れない可能性がある ・車内の状況はまちまち |
通勤や通学時の電車の時間を使えば、毎日のルーティンに読書を組み込みやすく、習慣化しやすいのも魅力。
また、電車ではついスマホで時間を潰してしまいますが、読書に当てることで時間を有効活用できます。
時間帯や路線によっては混んでいて座れない可能性もあり、なかなか本が読めない場合もあるので気をつけてください。
電車の時間を活用したいと感じている方や、読書を習慣化したい方におすすめです。
【ファミレス・コーヒーショップ】低予算で長居できる
自宅以外で読書をするおすすめの場所の3つ目は、低予算で長居できる「ファミレス・コーヒーショップ」。
「がっつり長編を読みたい」といった場合にも、比較的長めに滞在できるので便利です。
ファミレス・コーヒーショップを読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
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・低予算で長居できる ・全国的に品質が一定で出先でも寄りやすい ・Wi-Fiが使えるケースがある | ・店内の状況はまちまち ・周囲がうるさい場合がある |
全国的に品質が一定で出先でも寄りやすいため、「お店の雰囲気が分からない」などのストレスもありません。
Wi-Fiを使えるケースが多く、読書をしながらスマホで調べ物をしたい場合にもスムーズです。
ただし、店内の状況はまちまちなので、周囲の音が気になる場合もあるでしょう。
【自然】余計なものがない!癒し効果も期待できる
自宅以外で読書をするおすすめの場所の4つ目は、余計なものが一切ない「自然」の中。
自然の中は静かなので集中しやすく、ストレス緩和や癒し効果も期待できるでしょう。
自然の中を読書の場所に選ぶメリット・デメリットは、以下の通り。
メリット | デメリット |
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・余計な物や音がなく集中しやすい ・四季の移り変わりなども楽しめる ・癒し効果を期待できる | ・虫対策が必要になる ・天候に注意する必要がある |
室内や街中ではなかなか味わえない四季の移り変わりを、目や肌で直接実感できるのも嬉しいポイントです。
「山や海に気軽に行けない」といった場合には、テラス・ベランダ・緑の多い公園などでも問題ないでしょう。
虫に刺されたり、雨が降ったりする可能性もあるので、事前に対策を講じておくことが重要です。
▼読書に関する他の記事は、こちら。
みんなはどこで読書してる?自宅が最多
株式会社丸善ジュンク堂書店の「読書環境に関するアンケート調査」(10〜70代の男女2,104名)によると、読書をする場所に自宅を選んだ割合は90%程度で、以下の通りです。
読書をする場所 | 割合(複数回答可) |
---|---|
自宅 | 約90% |
電車など乗り物の中 | 約60% |
カフェなどの飲食店 | 約40% |
職場/学校 | 約25% |
図書館などの屋内公共施設 | 約15% |
圧倒的に自宅が多いものの、乗り物の中や飲食店を選んだ方の割合も約半数あり、大きなボリュームを占めています。
図書館などの公共施設を選んだ方の割合が比較的少なく、図書館は本を「読む場所」というよりも「借りる場所」としての意味が強いともいえるでしょう。
読書するのにカフェって本当に居心地が良いの?条件を解説
読書するのにカフェが居心地が良いかどうかは、カフェの雰囲気によって異なります。
読書に最適なカフェには、以下のような条件があると考えられます。
- BGMが大きすぎない(頭に歌詞が入って来ない曲がベスト)
- コーヒーが美味しい
- 空調や明るさが適切
- 観葉植物など緑がある
全部揃っている必要はありませんが、できるだけ条件が整っている場所が良いでしょう。
「ブックカフェなら落ち着けるだろう」と入店して、冷房が効きすぎる上にGBMが大きすぎて全く集中できない場合もあります。
自分にとって居心地の良いカフェ探しをしてみるのがおすすめです。
まとめ
読書におすすめな場所をおさらいしましょう。
- ベッド
- お風呂
- キッチン
- カウンターや作業台
- 脱衣所【番外編】
- 図書館
- 電車
- ファミレス・コーヒーショップ
- 自然
それぞれの場所にメリット・デメリットがあるので、注意点を踏まえておくことが大切です。
アンケート調査によると、読書をする場所に自宅を選んだ割合は90%程度で、圧倒的なボリュームを占めています。
今回の記事を、読書ライフを楽しむ参考にしてください。
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