映画を吹き替えで見るか、字幕で見るかは永遠のテーマ!毎回どちらで見るか迷う方も多いでしょう。
賛否両論ありますが、個人的には断然、吹き替え派!
字幕のみだと諦める場合も。
吹き替え・字幕の両方に長所短所があり、目的や好みによってどちらで見るべきか異なります。
そこで今回は吹き替えで見るか・字幕で見るかに決着をつけるべく、両者のメリット・デメリットを徹底解説します。
おすすめな鑑賞方法を紹介するので、どっちで見ようかなとお悩みの方や「吹き替えって邪道?」と考えている方はぜひ参考にしてください。
映画を吹き替えで見るメリット
映画を吹き替えで見るメリットは、以下の3つです。
メリットが多いと感じたら、吹き替えがおすすめだと言えます。
メリット①何かしながらでも見れる
映画を吹き替えで見るメリット1つ目は、「何かしながらでも見れる」ところです。
日本語に吹き替えられていれば、仕事に取り組みながら・料理しながら・洗濯物を干しながら、いつでも見れます。
盛り上がりも聞きながらある程度確認できるため、決定的な瞬間を見逃さないのもメリットです。
逆にベッドシーンなど見たくないシーンについても、「来るな…!」と検討がつくため比較的回避できます。
私は基本的に仕事しながら鑑賞しているので、残酷なシーンはパソコンに集中して音だけ聞いていると言った具合。
映画を芸術作品として集中して楽しみたいという方には「邪道!」となる可能性もありますが、見たいシーンはグッと集中して見るというメリハリを持てるでしょう。
▼吹き替えで鑑賞する割合などをまとめた記事は、こちら。
メリット②画面・表情に集中できる
映画を吹き替えで見るメリット2つ目は、「画面・表情に集中できる」ところです。
吹き替えは字幕を読む必要がないため、十分に画面や俳優の表情を満喫できます。
また、息づかいや歌などは俳優の声を採用しているケースもあり、臨場感のある箇所はそのままの演技が楽しめる可能性も。
好きな俳優の出演作品であれば、とにかく「顔」と「表情」に集中できるので重宝します。
レイアウトやライティング、美術など画づくりに凝っている作品を鑑賞する場合も、画面全体をすみずみまで楽しめるでしょう。
▼吹き替えのあるあるをまとめた記事は、こちら。
メリット③声優の演技が楽しめる
映画を吹き替えで見るメリット3つ目は、「声優の演技が楽しめる」ところです。
これは声優ファンやアニメファンのみ有効な可能性もありますが、吹き替えをメインにしている声優を楽しめるのは映画だけともいえます。
例えば、ジェイソン・ステイサムを吹き替える山路和弘、ライアン・レイノルズを吹き替える加瀬康之、トミー・リー・ジョーンズを吹き替える菅生隆之などはアニメでももちろんお見かけしますが、やはり映画でこそ120%で楽しめるのではないでしょうか。
何回吹き替えを見て、「あ、かせぽんだ!」を言ったことか(グレーズ・アナトミーのジョージ役でハマった私)。
アニメをメインに活躍する声優さんの違った表現を楽しめるのも大きなメリット!
アニメの表現に限りがあるとは言いたくありませんが、やはり外国映画ほどアクションやブラックな要素は入れられないものです。
いつも聞いている声優の違う演技で聞けるため、「うおおおおおおおお!」とかなりテンション高めで鑑賞できるでしょう。
また、映画の内容が好みに合わなくても声優が好きであれば、不思議と最後まで鑑賞できます。
▼声優好きなら見ておきたい作品についてまとめた記事は、こちら。
映画を吹き替えで見るデメリット
映画を吹き替えで見るデメリットは、以下の2つです。
映画館では吹き替え・字幕のどちらかでしか選べないので迷いますよね!困ったときはデメリットも踏まえて決断すると、失敗しません。
デメリット①声優が合わない場合がある
映画を吹き替えで見るデメリット1つ目は、「声優が合わない場合がある」ところです。
NetflixやDisneyプラスなど配信サービスであれば気軽に音声切り替えできますが、映画館では変更ができないためイチかバチかの勝負になるでしょう。
個人的には、声優ではなく芸能人がキャスティングされると危険な匂いを感じます。
また、いつもの声優じゃない可能性も。ジョニー・デップ=平田広明など特定の俳優を担当する声優もいますが、映画版・テレビ版・ソフト版で変更になるケースがあります。
映画館で公開中の作品は吹き替え声優が検索しても分からないケースもあるので、どうしても気になる場合はSNSなどで入念にチェックしてください。
デメリット②俳優のリアルな演技は楽しめない
映画を吹き替えで見るデメリット2つ目は、「俳優のリアルな演技は楽しめない」ところです。
吹き替えは音声が変更されているので、俳優本来の演技は味わえません。
私は語学力がないため英語は理解できませんが、たまに字幕で見るとささやき声や絶叫などはやっぱり俳優のほうが楽しめると感じます。
特に作品賞など受賞歴のある作品は、字幕で見るほうが満喫できる場合もあるでしょう。
映画を字幕で見るメリット
映画を字幕で見るメリットは、以下の2つです。
特に「臨場感を味わいたい!」と感じる方は、字幕だと満足できるでしょう。
メリット①俳優の臨場感あふれる演技が楽しめる
映画を字幕で見るメリット1つ目は、「俳優の臨場感あふれる演技が楽しめる」ところです。
楽しさや痛みなどリアルに感じた俳優の演技なので、迫力が違います。
また、俳優は監督や演出家の演技指導を受けており、作品として意図した表現が見られるのもポイント。
私は吹き替え派なのでたまに字幕を見ると、「この俳優さんは意外とボソボソしゃべるんだな」「じいさんの渋い声最高だな」と感じます。
字幕はながら見も許されないため、集中して世界観をエンジョイできるでしょう。
メリット②英語の勉強ができる
映画を字幕で見るメリット2つ目は、「英語の勉強ができる」ところです。
Netflixなどでは英語字幕に対応している作品もあり、気になる表現や聞き取れなかったセリフを字幕で確認しながら勉強することが可能。
リスニングを本格的に強化する場合は楽しみとは外れてしまうものの、配信サービスを利用して本格的に勉強する方法もあります。
中学生英語から進化を遂げない私ですら聞き取れることが(ごく稀に)あるため、「こんな表現なんだ」と勉強になることも。
ベネディクト・カンバーバッチのシャーロックを見た際に「僕は高機能社会不適合者だ!」というセリフがあって気になりすぎて英語字幕でチェック(ちなみに「sociopath」でした)。
英語に興味がなくても、意外と勉強になります。
映画を字幕で見るデメリット
映画を字幕で見るデメリットは、以下の2つです。
「気になる映画を字幕で見るべきか迷う」という方は、後悔しないようにチェックしていきましょう。
デメリット①字幕と画面の両方を追う必要がある
映画を字幕で見るデメリット1つ目は、「字幕と画面の両方を追う必要がある」ところです。
英語など外国語を理解できなければ、字幕と画面に写る表情や仕草の両方を確認しながら見る必要があります。
吹き替えと違って何かをしながら見ることができないので、映画を見る以外の作業もできません。
集中して見たい方にはおすすめですが、スマホをいじりながら・家事をしながら鑑賞したいという場合はやはり吹き替えが便利でしょう。
デメリット②文字数制限で表現が限られる
映画を字幕で見るデメリット2つ目は、「文字数制限で表現が限られる」ところです。
日本語字幕はセリフ1秒に4文字以内、1回に表示するのは20文字までが一般的。
字数を大幅に超えた表現ができないので、意訳になったり説明不足になったりする場合があります。
ただし、ストーリー進行上は問題ない範囲での表現となっているため、細かい言い回しが気にならない方には問題ないでしょう。
▼映画の吹き替えと字幕の違いや文字数制限についてまとめた記事は、こちら。
結局、吹き替えなの?字幕なの?おすすめの鑑賞方法
さて、吹き替えと字幕の両方のメリット・デメリットが出揃ったところで、吹き替えなのか・字幕なのかという問題ですが、結論とすると両方を1回ずつ合計2回見るのがおすすめです。
厳密に言うと初回は好きな方法で鑑賞し、気になる場合は違う方法でもう1度見るといった感じ。
1回の鑑賞で良い場合は無理して見る必要はありません。
私はジェームズ・マカヴォイが好きですが、つい先日Disneyプラスで「ミスター・ガラス」を鑑賞。
もちろん1回目は吹き替えで鑑賞し、マカヴォイの演技が最高だったので字幕でもう1回見ました。
どちらを最初で見るべきか迷う場合は、メリットが多いと感じる方法で鑑賞しましょう。
まとめ
映画は吹き替えで見るか・字幕で見るかを判断するためには、それぞれのメリット・デメリットを確認してから目的や好みにあった方法を選ぶ必要があります。
吹き替えのメリットは「ながらで見れる」「声優の演技が楽しめる」、デメリットは「俳優のリアルな演技は楽しめない」などです。
一方、字幕のメリットは「俳優の臨場感あふれる演技が楽しめる」、デメリットは「字幕と画面の両方を追う必要がある」などが挙げられます。
おすすめの方法としては、両方で鑑賞することです。初回は好きな方法で鑑賞し、気になる場合は違う方法でもう1度見ましょう。
吹き替えで見るか・字幕で見るか悩んだら、今回の記事を参考にしてみてください。
コメント